難しくない!「フランス語の数字」覚えるコツとは?

2021-06-26

こんにちは、クリポンです。
語学の勉強を始めるにあたって、ボキャブラリーを増やしていくことは大切ですよね。興味がある単語から覚えればよいのですが、中でも数字は、早いうちに習得しておくのがおすすめです。
会話や読み書きにおいて、数はあらゆるところで使われます。1から10まででもよいので、早いうちに覚えておくと便利です。

今回はフランス語の数字について、日本語とは数え方が違う理由なども交えながらお届けします。

 

順を追って覚えよう! フランス語の数字1〜10億まで

規則性を理解すれば大丈夫!

フランス語の勉強を始めて「これは大変!」と、最初にめげそうになるのが数字です。日本語にはない独特な数え方をするので、覚えるのに手こずることがあります。

でもよく見てみると、規則的に組み立てられていることが分かります。大切なのは規則に基づいて1〜100まで覚えてしまうこと。そうすれば100以降の数は難しくありません。

 

1. 1〜100までは順を追って覚えていこう

まず1から19までを覚えましょう。次に20,30,40,…100と、1の位がゼロになる、切りの良い数字を覚えます。
この2つさえこなせればあとは簡単、もう習得したも同然と言えます。

以下の手順に従って説明していきます。

1. 1〜100までは順を追って覚えていこう
    1.1 1から10まで覚える。
    1.2 11から19まで覚える
    1.3 一の位がゼロ「20,30,40,…,100」を覚える
    1.4 残りの数字を覚える

2. 100から1 000まで
3. 1 000から1 000 000 000まで

 

1)1から10まで覚える

1から100まで数えられなくても、10までできれば、旅行をする時などにもかなり役立ちます。
呪文を唱えるようにして、何回も繰り返して覚えてしまいましょう。

0 zéro ゼロ
1 un / une アン / ユヌ
2 deux ドゥ
3 trois トゥロワ
4 quatre キャトル
5 cinq サンク
6 six シス
7 sept セットゥ
8 huit ユイットゥ
9 neuf ヌフ
10 dix ディス

 

un/une? 名詞の性って?

フランス語の名詞は、男性・女性のどちらかの性を持ちます。数字に関しては、形容詞として扱われる場合(数形容詞)、数字の1のみ、次に続く名詞の性別に従って変化します。unは男性形、uneは女性形です。

例を挙げましょう。ペン(stylo)は男性名詞なので

  • un stylo(一本のペン)

となります。

消しゴム(gomme)は女性名詞なので

  • une gomme(一個のゴム)

です。

詳しくはこちらをどうぞ:

 

2)11から19まで覚える

11から19まで頑張って覚えてしまいましょう。

17,18,19だけ言い方が独特です。それぞれdix-sept「10+7」、dix-huit「10+8」、dix-neuf「10+9」と表現します。

11 onze オンズ
12 douze ドゥーズ
13 treize トゥレーズ
14 quatorze キャトルズ
15 quinze キャーンズ
16 seize セイズ
17 dix-sept ディ・セットゥ
18 dix-huit ディズ・ユイットゥ
19 dix-neuf ディズ・ヌフ
20 vingt ヴァン

 

3)一の位がゼロ「20,30,40,…,100」を覚える

20, 30,…100まで、切りの良い数字を覚えます。

20 : vingt (ヴァン)
30 : trente(トラントゥ)
40 : quarante(キャラントゥ)
50 : cinquante(サンカントゥ)

60 : soixante(スワサントゥ)
70 : soixante-dix(スワサントゥ・ディス)

80 : quatre-vingts(キャトル・ヴァン)
90 : quatre-vingt-dix(キャトル・ヴァン・ディス)

100 : cent(サン)

 

60と70、80と90に注意

ここで注目したいのは60と70、そして80と90です。
60はsoixante、70はsoixante-dix(つまり60+10の意)と表します。

80はquatre-vingts(4×20の意)、90はquatre-vingt-dix(80+10の意)と表します。

 

ややこしい数え方をする理由は?

なぜこんな複雑な表現をするのでしょうか。それは、はるか昔のフランスにおいて、10進法と20進法の両方が使われていたことに由来します。

 

10進法とは?

現在私たちが日常で使う数字は、10進法による数え方です。10進法とは、10を基本単位として数える方法です。

細かい説明は省きますが、10を一つのまとまりとして、0(0x10), 10(1×10)、20(2×10)、30(3×10)、40(4×10)…と数を取っていきます。

 

20進法とは?

20進法は、20を基本単位として数を取っていきます。0(0x20), 20(1×20)、40(2×20)、60(3×20)、80(4×20)…というようにです。

では30や50はどのように表すのか。30は20+10、50は40+10、70は60+10、90は80+10と表現されます。そして91は80+11、92は80+12とします。

 

10進法と20進法が混ざったフランス語

もうお分かりかもしれませんが、フランスの数の数え方は、10進法と20進法が混ざっています。
昔使われていた20進法の名残から、現在でも80をquatre-vingts(4×20)、70を soixante-dix(60+10)、90を quatre-vingt-dix(80+10)とするのです。

 

国によって異なる数の数え方

ところでフランス語が使われている国は、フランスだけではありません。そして面白いことに、フランス語圏でも国により、数の言い表し方が異なります。

例えばスイスやベルギーのフランス語圏では、10進法のみによる表現が取られています。参考として下に挙げておきましょう。

60 : soixante
70 : septante
80 : huitante (またはoctante)
90 : nonante
100 : cent

 

 

4)残りの数字を覚える

21から70まで

ここまできたらあとは簡単です。一気に覚えてしまいましょう。

3つポイントがあるので、頭に入れておくと覚えやすくなります。

  1. 1の位が1である数字に気をつけます。「21, 31, 41, 51, 61」において、男性形は「〜et un」、女性形は「〜et une」となります。
    etは「〜と」の意味で、英語のandにあたります。

  2. vingt-deux(22)やquatre-vingt-onze(91)のように、2つ以上の数字が合成されている場合は、トレデュニオン(trait d’union : ハイフンのこと)で結びます。
    ただし「21,31,41,51,61,71」にはトレデュニオンがありません。

  3. 20の4倍と表現する「quatre-vingts(80)」のみ、vingtの後にsを付けます。20(vingt)と100(cent)の倍数にはsを付けると覚えておきましょう。
    ・quatre-vingts(80)
    ・deux cents(200)
    ・trois cents(300)

 

20 vingt ヴァン
21 vingt et un  ヴァンテアン / ヴァンテユヌ
22 vingt-deux ヴァントゥ・ドゥ
23 vingt-trois ヴァントゥ・トゥロワ
24 vingt-quatre ヴァントゥ・キャトル
25 vingt-cinq ヴァントゥ・サンク
26 vingt-six ヴァントゥ・シス
27 vingt-sept ヴァントゥ・セットゥ
28 vingt-huit ヴァントゥ・ユイットゥ
29 vingt-neuf ヴァントゥ・ヌフ
30 trente トラントゥ

 

31 trente et un (une) トランテアン / トランテユヌ
32 trente-deux トラントゥ・ドゥ
33 trente-trois トラントゥ・トゥロワ
34 trente-quatre トラントゥ・キャトル
35 trente-cinq トラントゥ・サンク
36 trente-six トラントゥ・シス
37 trente-sept トラントゥ・セットゥ
38 trente-huit トラントゥ・ユイットゥ
39 trente-neuf トラントゥ・ヌフ
40 quarante キャラントゥ

 

41 quarante et un (une) キャランテアン / キャランテユヌ
42 quarante-deux キャラントゥ・ドゥ
43 quarante-trois キャラントゥ・トゥロワ
44 quarante-quatre キャラントゥ・キャトル
45 quarante-cinq キャラントゥ・サンク
46 quarante-six キャラントゥ・シス
47 quarante-sept キャラントゥ・セットゥ
48 quarante-huit キャラントゥ・ユイットゥ
49 quarante-neuf キャラントゥ・ヌフ
50 cinquante サンカントゥ

 

51 cinquante et un (une) サンカンテアン / サンカンテユヌ
52 cinquante-deux サンカントゥ・ドゥ
53 cinquante-trois サンカントゥ・トゥロワ
54 cinquante-quatre サンカントゥ・キャトル
55 cinquante-cinq サンカントゥ・サンク
56 cinquante-six サンカントゥ・シス
57 cinquante-sept サンカントゥ・セットゥ
58 cinquante-huit サンカントゥ・ユイットゥ
59 cinquante-neuf サンカントゥ・ヌフ
60 soixante スワサントゥ

 

61 soixante et un (une) スワサンテアン / スワサンテユヌ
62 soixante-deux スワサントゥ・ドゥ
63 soixante-trois スワサントゥ・トゥロワ
64 soixante-quatre スワサントゥ・キャトル
65 soixante-cinq スワサントゥ・サンク
66 soixante-six スワサントゥ・シス
67 soixante-sept スワサントゥ・セットゥ
68 soixante-huit スワサントゥ・ユイットゥ
69 soixante-neuf スワサントゥ・ヌフ
70 soixante-dix スワサントゥ・ディス

 

71から100まで

70〜79と90〜99の表し方に注意します。20進法について前述しましたが、70からは「soixante-dix / 60+10」、「soixante et onze / 60+11」…と数えていきます。90からも同様です。

80(quatre-vingts)だけ最後に「s」が付くことに注意しましょう。

71 soixante et onze スワサンテオンズ
72 soixante-douze スワサントゥ・ドゥーズ
73 soixante-treize スワサントゥ・トゥレーズ
74 soixante-quatorze スワサントゥ・キャトルズ
75 soixante-quinze スワサントゥ・キャーンズ
76 soixante-seize スワサントゥ・セイズ
77 soixante-dix-sept スワサントゥ・ディ・セットゥ
78 soixante-dix-huit スワサントゥ・ディズ・ユイットゥ
79 soixante-dix-neuf スワサントゥ・ディズ・ヌフ
80 quatre-vingts キャトル・ヴァン

 

81 quatre-vingt-un (une) キャトル・ヴァン・アン / キャトル・ヴァン・ユヌ
82 quatre-vingt-deux キャトル・ヴァン・ドゥ
83 quatre-vingt-trois キャトル・ヴァン・トゥロワ
84 quatre-vingt-quatre キャトル・ヴァン・キャトル
85 quatre-vingt-cinq キャトル・ヴァン・サンク
86 quatre-vingt-six キャトル・ヴァン・シス
87 quatre-vingt-sept キャトル・ヴァン・セットゥ
88 quatre-vingt-huit キャトル・ヴァン・ユイットゥ
89 quatre-vingt-neuf キャトル・ヴァン・ヌフ
90 quatre-vingt-dix キャトル・ヴァン・ディス

 

91 quatre-vingt-onze キャトル・ヴァン・オンズ
92 quatre-vingt-douze キャトル・ヴァン・ドゥーズ
93 quatre-vingt-treize キャトル・ヴァン・トゥレーズ
94 quatre-vingt-quatorze キャトル・ヴァン・キャトルズ
95 quatre-vingt-quinze キャトル・ヴァン・キャーンズ
96 quatre-vingt-seize キャトル・ヴァン・セイズ
97 quatre-vingt-dix-sept キャトル・ヴァン・ディ・セットゥ
98 quatre-vingt-dix-huit キャトル・ヴァン・ディズ・ユイットゥ
99 quatre-vingt-dix-neuf キャトル・ヴァン・ディズ・ヌフ
100 cent サン

 

 

2. 100から1 000まで

101以降は「cent」の後に上記の1〜99の数を続けるだけです。

200(2×100)や300(3×100)など、100の倍数には「s」が付くことに注意します。201は100の倍数ではないので、sが付きません。

  • 100 : cent
  • 200 : deux cents
  • 201 : deux cent un
  • 300 : trois cents
100 : cent
101 : cent un
102 : cent deux
      〜
110 : cent dix
111 : cent onze
      〜
120 : cent vingt
121 : cent vingt et un(une)
122 : cent vingt-deux
      〜
180 : cent quatre-vingts
181 : cent quatre-vingt-un(une)
      〜
190 : cent quatre-vingt-dix
191 : cent quatre-vingt-onze
      〜
200 : deux cents
201 : deux cent un
      〜
210 : deux cent dix
211 : deux cent onze
212 : deux cent douze
      〜
220 : deux cent vingt
221 : deux cent vingt et un(une)
222 : deux cent vingt-deux
      〜
280 : deux cent quatre-vingts
281 : deux cent quatre-vingt-un(une)
      〜
290 : deux cent quatre-vingt-dix
291 : deux cent quatre-vingt-onze
      〜
300 : trois cents
      〜
400 : quatre cents
      〜
500 : cinq cents
      〜
1 000 : mille(ミル)

 

3. 1 000から1 000 000 000まで

1 000からは、3桁増えるごとに(ゼロが3つ増える度に)表現が変わります。

  • 1 000 : mille(ミル)/ 1千
  • 1 000 000 : un million(アン ミリオン)/ 100万
  • 1 000 000 000 : un milliard(アン ミリヤール)/ 10億

気をつけたいのは、milleは複数でsが付かないこと。millionとmilliardにはsが付きます。

1 000 : mille(1千)(ミル)
1 001 : mille un(ミル アン)
1 002 : mille deux(ミル ドゥ)
      〜
1 100 : mille cent(ミル サン)
      〜
1 111 : mille cent onze(ミル サン オンズ)
      〜
1 200 : mille deux cents(ミル ドゥ サン)
      〜
2 000 : deux mille(ドゥ ミル)
2 001 : deux mille un(ドゥ ミル アン)
      〜
10 000 : dix mille(1万)(ディ ミル)
100 000 : cent mille(10万)(サン ミル)
      〜
1 000 000 : un million(100万)(アン ミリオン)
10 000 000 : dix millions(ディ ミリオン)
100 000 000 : cent millions(サン ミリオン)
      〜
1 000 000 000 : un milliard(10億)(アン ミリヤール)

 

英語よりも覚えにくい!?フランス語の数字

まずは1から10まで、次は19までと少しづつ慣れていきましょう。残りは規則性を理解することで覚えやすくなると思います。英語と違って耳慣れないこともあり、フランス語の数字は覚えるまでに少し時間がかかるかもしれません。一度頭で理解したら、あとは何度も耳で聞いて喋ってみるのがおすすめです。