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メビウス+ルパート「カストール」鋭い角度で削れるシャープナー

こんにちは、クリポンです。
前回はメビウス+ルパートの真鍮製鉛筆削り「ポリュックス」について書きました。記事内でも触れましたが、同社にはポリュックスとよく似た鉛筆削り「カストール」が存在します。

この2つは一見、同じように見えるのですが形が異なり、特に削り方に違いがあります。どちらも芯を鋭い角に削れる特殊な製品ではあるものの、カストールの方がわずかに角度が大きめになります。

ポリュックスとカストールは詳しい説明なしに並んで売られていることが多く、違いが分かりずらいのが購入者にとっては残念な点かもしれません。

今回は真鍮製の鉛筆削り「カストール」についてお届けします。


メビウス+ルパート「カストール」小さいけれど存在感のある!真鍮製鉛筆削り

カストールとポリュックス、M+Rを代表する鉛筆削り

メビウス+ルパートの「カストール」です。

M+Rの鉛筆削りカストール3

あまり聞いたことのないブランドかもしれません。ドイツの「メビウス+ルパート(M+R)」は、1922年に創業した会社であり、100年に渡りエアランゲンで製造を行っています。

扱っているのは鉛筆削りや定規をはじめとする、製図・アート関連の製品です。個人的にはこのメーカーの真鍮製鉛筆削りが大好きです。真鍮の鉛筆削りはそんなに見かけるものではなく、珍しさもあります。

削り穴1

今回ご紹介する鉛筆削りは「カストール」という堂々たる名前が付けられています。前回取り上げたポリュックスと共に、メビウス+ルパートの代表的な鉛筆削りです。

2製品とも通常の鉛筆削りとは異なり、芯をより鋭く尖らせることができる、メビウス+ルパートの特別な製品です。

カストールとポリュックス4

左がポリュックス、右がカストールです。

本来はアート向きの製品ですが、よく尖った鉛筆が好きな方には快感が得られる鉛筆削りと言えるでしょう。ただ細長く削ると芯の露出が多くなる分、芯が折れやすいのが欠点となります。特に柔らかい芯の場合は注意したほうが良さそうです。

年季が入ったような?真鍮の渋い色

例えば販売されている新しい真鍮の筆記具というのは、ピカピカに磨かれたものが多いですよね。でもメビウス+ルパートの真鍮はすでに時間を経て年季が入った感じというか、色がくすんでいて、素朴な金属の質感が味わえます。

裏側から1

すでに少しくすんだ色合いとなっているので劇的な経年変化が見られるわけではありません。でも使っていくうちに、さらに徐々に味のある色味に変化していくのだろうと思います。

小さいけれど存在感あるカストール

カストールは筒の形をしています。筒の一部を切り取って刃を付けたような鉛筆削りです。

裏側から2
M+Rの鉛筆削りカストール

刃を除く、ボディー全体が真鍮です。金属塊ということで27gと結構な重さがあります。

見た目の存在感の割にはこの鉛筆削りはすごく小さくて、長さは2.7cmしかありません。ネット上の写真なんかを見て、それなりの大きさがあるのだろうと思っていると、実際手にした時には拍子抜けしてしまうでしょう。

だからと言って見掛け倒しというわけではないんです。小さいながらも気持ち良く豪快に削ってくれる頼もしさがあります。

長く鋭く削れるシャープナー

カストールを使えば芯を細長く尖らせることが可能です。こちらの色鉛筆を削って試してみます。

色鉛筆を削る前
削った後1

程よい尖り具合です・・・と言っても、この1本だけを見る限りでは、普通の削り方との違いが分かりづらいかもしれません。

比べてみます。下の写真は左がポリュックス、右がカストールです。

2つの鉛筆削の違い3

どちらも基本はアート向き、芯を長く鋭角に削れるシャープナーです。

さらに一般的な削り方と比べてみます。左からポリュックス、カストール、一番右がグレネードを使った一般的な削り方です。

3つの鉛筆削の違い

メビウス+ルパートは製品によってこんな具合に、削る角度が変わります。これだけ鋭角に削れる鉛筆削りはなかなか存在しないのではないでしょうか。

角度が鋭くなるほどそれだけ折れるリスクが高くなり、そもそも筆記向きとは言えないかもしれません。でも鉛筆を尖らせるのが気持ちよくてクセになります。

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検索するときは品番で…

残念ながら現在カストールは日本で販売していないようです。以前は出ていたのですが。時期的なものでいずれまた扱うショップが現れるかもしれません。ポリュックスの方は出ているようなので、気になる方はそちらの方を検索してみてください。ポリュックスの名前は商品名として出てこないので製品の品番で、メビウス+ルパートの鉛筆削り0601で探すと出てきます。

画材

Posted by cripon