伯爵 ファーバーカステル 万年筆インク【Deep Sea Green】おすすめ青緑色
こんにちは、クリポンです。
あらゆる色の万年筆インクを使ってみたいと思うものの、登場回数が多いのはやはり青系インク。視覚的に落ち着く色なので、特にたくさん文字を書く時は、青系インクに手が伸びます。
一口に青色と言っても、選択は1色のみではありません。ロイヤルブルーを標準的な青として、そこから広がる色味の異なる青色は、星の数ほどあります。
今回は私の大好きな青緑系インク、ファーバーカステル 伯爵コレクションから「Deep Sea Green ディープ・シー・グリーン」をご紹介します。
伯爵コレクションの万年筆インク「Deep Sea Green」
ファーバーカステルのブランド「伯爵コレクション」
ファーバーカステルは長い歴史を誇るドイツの文房具メーカーです。創立されたのは1761年であり、2世紀半も前のことになります。
1993年には、新たな試みとして高級筆記具を扱うブランド「Graf von Faber-Castell グラフ フォン ファーバーカステル」が立ち上げられました。
Grafとはドイツ語で伯爵の意。日本では「ファーバーカステル 伯爵コレクション」の名で親しまれています。
貫禄たっぷりな伯爵の万年筆インク
伯爵コレクションでは筆記具などのほか、万年筆インクも扱っています。現在展開されているのは19色。 そのうちの1色が「ディープ・シー・グリーン」です。

洗練されたデザインで、貫禄あるガラスのインク瓶です。机の上に置いていると、存在感がすごくて非常に目立ちます。輝きを放つ美しさに思わずうっとり、何回も手にとり見入ってしまうほどです。
重厚な雰囲気が漂っていますよね・・・実際、重さも結構あります。インクの容量は75mlです。
キラキラと光るキャップは眩いばかり。キャップの上面には、ロゴが刻み込まれています。

インク「Deep Sea Green」の色は?
インクの名前は「Deep Sea Green」。深海の緑、なんとも神秘的なネーミングです。

greenと名が付くものの、青系色とも言えるインクです。線を太めに、あるいは細めに書くかで、色の印象が変わります。
ファーバーカステルの万年筆「オンドロ」に入れて書いてみました。

類似したインクと比較してみました。セーラーのインク「山鳥」です。

この2色は似ているように見えますが、実際は異なります。写真では少し分かりづらいかもしれませんが…。
山鳥は青味が強く、ディープ・シー・グリーンはそれよりも緑色に寄った色です。 個人的にセーラーの山鳥は黒味が強く出るように思うのですが、ファーバーカステルの方は黒さはありません。
私は青緑系のインクが好きで、中でも一番はこのディープ・シー・グリーンです。色にキツさがなく、穏やかで心落ち着く色です。 インクはサラッとしていて書きやすく、万年筆にこびり付くことがないように思います。だからと言ってインクが薄いわけではなく、にじみなく書ける。発色が良く質の良さを実感できるインクです。
インクボトルとカートリッジ
伯爵コレクションのインクは、インクボトル75mlの他に、カートリッジ6本入りが用意されています。
憧れのファーバーカステル 伯爵コレクション
インクボトル75mlは多いですよね。通常なら悩んでしまう容量ですが、私はこのインクの色が好きすぎて買うならボトルと決めていました。使い切ったらリピートしますよ。 伯爵コレクションは筆記具・アクセサリーなど、何をとっても素敵なものばかりで、見ていてほんと惚れ惚れします。びっくりするような値段のものもありますが・・・永遠の憧れですね。