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「オンドロ」ファーバーカステル 鉛筆みたいな!?六角形の万年筆

2020-04-13

こんにちは、クリポンです。
「物」というのは、それぞれ機能に適した形をしています。そして長く使われていくうちに、その形が一般化し「〇〇らしさ」と特徴づけられていきます。椅子なら椅子らしい形、机なら机らしい形がありますよね。

使い慣れた形からは安心感を得ます。でもあえてその「〇〇らしさ」という、典型的な形からちょっと外れてみる。そうした冒険が毎日をちょっとだけ、刺激的なものにしてくれるかもしれません。

今回は万年筆らしくない万年筆、ファーバーカステル「オンドロ」をご紹介しましょう。


個性派万年筆ならこれ! Faber-Castell「Ondoro」

万年筆らしからぬ万年筆「オンドロ」

「オンドロ Ondoro」はファーバーカステルのコレクションの一つです。万年筆、ボールペン、ローラーボールペン、シャープペンにおいて展開されています。

オンドロと言えば、見てすぐに分かる、太めの六角形がポイント。鉛筆を彷彿とさせる形に、ファーバーカステルの遊びごころが感じられます。一見何のペンだか分からないところが面白いです。

オンドロ万年筆のブラック色

太めの六角形という変わった形ですが、これが意外と持ちやすいんです。軸は太すぎずちょうど良い。ペン先に近い部分が、キュッと締まったように細くなっており、いい感じに指先が収まります。

6角形の軸でグリップ部は持ちやすく細めになっている

オンドロにはどんな素材の軸がある?

ファーバーカステルの他のコレクション同様に、オンドロにも軸素材のバリエーションがあります。木軸とレジン軸があり、特にレジン軸は色の種類もあります。

昔はレジン軸は白、黒、灰色、オレンジと4色ありました。しかし現在ファーバーカステルでは、木軸のみの販売となり、他の色は製造終了となっています。

こちらはオンドロの黒とオレンジ。黒はマットブラック、そして光沢のあるオレンジです。

ファーバーカステル万年筆オンドロ

キャップはオンドロ共通で、キラキラと上品に光る真鍮クロムメッキです。キャップの上部にはファーバーカステルのロゴが刻み込まれています。

光沢のあるキャップに刻まれたロゴ

書きやすい鉄ペン

オンドロのペン先は鉄ペンで、F(細字)とEF(極細字)の2種類あります。日本で展開されるファーバーカステルの万年筆は、だいたいFかEFのみのようです。海外ではM(中字)やB(太字)も販売されています。

私が持っているのはMとFです。鉄ペン特有のカリカリさはなく、どちらも書き味は滑らかです。

ペン先の様子
万年筆を分解した様子

気になる重さは?

特筆しておきたいのはオンドロ万年筆の重さです。結構重いんですよ。ラミー・サファリ万年筆と比べてみました。(全てキャップを閉めた状態)

  • オンドロ・黒色 : 33g
  • オンドロ・オレンジ色 : 40g
  • ラミー・サファリ : 17g

オレンジ軸が黒軸より重いなんて・・・意外でした。使っていて気がつきませんでした。

ラミー・サファリは17gなので、それと比べるとオンドロは重いですね。何が重いのかというと、実はキャップが原因なんです。オンドロはキャップだけで17gあります。

オンドロの場合、キャップを尻軸にはめて書くというのは、オススメしないというか、ペンが重くなりすぎて無理だと思います。キャップを外してしまえば、軸自体は軽いので、問題なく楽に書けます。ファーバーカステルの万年筆は、キャップが重めなのが共通点ですね。

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ファーバーカステルの計算されたデザイン

ファーバーカステルの筆記具は三角形や六角形など一風変わったものがあります。でも単なるデザインで終わらず、持ちやすさなどがちゃんと計算されておりどれも使いやすいです。オンドロは六角形が可愛いうえに持ちやすくお気に入りです。オンドロウッド(木軸)もいいですよね・・・私の欲しい物リストに入っています。

万年筆

Posted by cripon