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ラミーならでは! 万年筆ペン先の交換が自分でできる!

2020-05-21

こんにちは、クリポンです。
一目惚れをしていざ!と胸を弾ませながら買った万年筆なのに、書いてみたら字の太さが気に入らない。あるいは書き味がイマイチ…なんてことはありませんか。

LAMYの万年筆ならば、自分で簡単にペン先(ニブ)を交換できるんです。今回は私の万年筆「サファリ」を例に、ペン先の交換方法について解説します。

*ペン先の交換は自己責任のもとで行ってくださいね。


ラミーだからできる!ニブの交換が驚くほど簡単

ペン先の不調は自分で解決!

万年筆のペン先部分はニブ(nib) と呼ばれます。ニブは問題の起こりやすい部分です。インクがうまく出ない、ゴミがはさまった、ペン先を曲げてしまったなど、多くの方が経験済みなのではないでしょうか。

ラミーサファリ万年筆のニブ

多くの万年筆では、自分でニブの交換ができません。通常、問題がある場合は、購入店やペンクリニックで直してもらう、あるいは買い換えるなどの方法を取ることになります。

しかしラミーは違います。ラミーの素晴らしいところは、ニブの交換が自由自在にできること!

ユーザーとしては本当にありがたく何かと助けられます。ニブの不調は、割とよく起こることなのです。

ラミーのニブは7種類

ドイツのLAMY Shopでは現在7種類のニブが販売されています。この7つのニブは、ラミー万年筆の価格に関係なく、ほとんどのモデルにおいて互換性があります(ただしLAMY 2000を除く)。つまり、まるで着せ替え人形のように、ラミーのどのモデルにも好きなニブを装着できるわけです。

ラミーのニブ7種類とは、型番でいうZ50・Z52・Z53・Z55・Z56・Z57・Z58のことです。

Z50は幅広く使われている

Z50は最も一般的で、サファリやアルスターを初め多くのモデルに初期搭載されています。

ちなみにアマゾン等ではZ51のニブも販売されています。Z51はZ50(シルバー)と同じ形で、色を黒色にしたものです。

例えばこちらのステュディオはZ50のニブ。

少し滑りやすい金属グリップ

cp1にもZ50が使われています。

キャップをペンの後部にはめた様子

Z52とZ53は限られたモデルに搭載

ブラックニブのZ52はLAMY Lxに、丸みを帯びた形のZ53はアイオンやイデオスにそれぞれ初期搭載されています。

Z55、Z56、Z57、Z58はゴールドニブ

Z55・Z56・Z57・Z58はゴールドニブ(いわゆる金ペンのこと)になります。もし望むなら、サファリにゴールドニブを装着することも可能なんですよ。

ニブを変える理由とは?

ニブを変えたい理由は人ぞれぞれですが、大きく次の5つが考えられます。

1. ペン先の字幅が太すぎる(あるいは細ずぎる)
2. 普通のニブを、左利き用やカリグラフィー用のニブに変えたい(またはその逆)
3. ペン先が不調でインクの出が悪い
4. ニブが壊れた(曲がるなど)
5. ニブをグレードアップしたい(スチールニブをゴールドニブにする)

3番目の「ペン先が不調でインクの出が悪い」については、買ったばかりの万年筆は、インクの出が悪いことがよくあります。どんどん書き慣らしていくうちに、インクの出が良くなっていくものです。

新しい万年筆の場合は、しばらく様子をみた方が良いでしょう。

中字のニブで試し書きした様子

簡単! ニブを交換する方法

1. ニブを購入する

まずはニブを購入します。サファリやアルスターの標準ニブの型番はZ50です(またはZ51)。好みとあらば、それ以外のZ52、Z53、Z55、Z56、Z57、Z58のニブでも装着できます。

Z50のニブは1400円くらいからのようです。これを高くあるいは安く感じるか、人それぞれです。でもラミーサファリの定番色万年筆が2500円前後で買えることを考えると、ちょっと考えてしまう値段かもしれませんね。

ニブはアマゾンや楽天などで購入できます。

2. セロハンテープを使ってニブを取り外す

まずは万年筆を洗って乾かします。洗ってからでないと、ニブにインクがこびりつき、はずれにくくなることがあります。こびり付いているのを無理に引っ張ると、万年筆そのものが壊れることもあるので気をつけてくださいね。
(便宜上、写真ではインクが入ったままになっています)

万年筆のニブを取り外すには、セロハンテープを使うのが便利です。 乾いたニブにテープをこのように貼り付けます。

テープを貼り付けたニブ

ニブの周りを巻くように貼りつけます。

巻きつけたテープ

「ココ」と書いてある部分を持ち、ゆっくりと引っ張っていきます。

テープの端を掴んで引っ張る
ニブが外れていく様子

外れました!

取り外したニブと万年筆の軸

3. 新しいニブを装着する

装着するのは簡単です。用意したニブをゆっくりと深くまで差し込めば、完了です。

新しいニブをはめ込んでいく
ペン先の交換が終了したところ

写真のラミーサファリは2016年の限定色「ダークライラック」です。ダークライラックはもともと黒色のニブで、Mを購入しました。 特に不満があったわけではないのですが、M(中字)をF(細字)に変えてみました。

紫軸に銀色のニブも悪くないですね。でもまた変えるかも…。

細字のニブで試し書きした様子

こちらの記事もどうぞ:

サファリ以外でも可能なニブの交換

サファリやアルスター以外のラミー万年筆でも、ニブの交換が可能です(LAMY 2000を除く)。交換する要領は、サファリの場合と同じです。万年筆は当たり外れがあるもので、私も以前買ったサファリがいつまでたっても書き味が悪く、ニブの交換をしました。おかげで満足のいく万年筆に生まれ変わりましたよ。ラミーのように自分でニブの交換ができるのはありがたいです。

万年筆

Posted by cripon