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万年筆「ラミー cp1」超シンプルなのに個性溢れるペン

2022-02-06

こんにちは、クリポンです。
筆記具のデザインは種類豊富にあります。私は明るい色のものが好きな一方、最近は落ち着いた雰囲気のブラック軸にも興味が湧いています。オールブラックもいいですが、特に黒軸にシルバー色が入っているものが好きです。ラミーにもブラック軸が存在し、気になるものがちらほらとあります。

今回は簡素でありながらもかっこいい、黒軸にシルバー色クリップがおしゃれ!ラミー「cp1」万年筆をご紹介します。


「LAMY cp1」マットブラック 世界一シンプルな万年筆とはこれのこと!?

棒のよう!?筒の形をした万年筆

ラミーの「cp1」と呼ばれるモデルがこちら、マットブラック軸です。

ラミーcp1の万年筆全体

キャップを閉めていると何のペンなのか分かりませんが、万年筆です。

キャップを外した様子

「cp1」という、一風変わった名がついています。意味が分かれば納得で、cpは「Cylindrical Pen(円筒形のペン)」を略したものです。確かに、ペン軸は長い筒の形をしており、その形状を表したものなんですね。

キャップを閉めれば、すらりと伸びた1本の棒のよう。デザイン的にはシンプルの極限にあると言えるほど、その形は簡素です。

cp1は典型的な「万年筆」の形から外れているという、珍しさがあります。それに他に追従を許さない個性が溢れ出ています。

今回ご紹介するのは万年筆ですが、cp1は他にも、ボールペンやシャープペン、ツインペン(シャープペン+ボールペン1色)があります。

cp1シリーズから万年筆、ボールペン、ツインペン

cp1についてまとめています!

金属製でマットな手触り

軸とキャップは金属製です。ブラックラッカーで塗装してあるとのことで、光沢のないマットな手触りが良いです。金属っぽい感じを与えず、ナチュラルな見た目です。

ペン軸の様子

個人的に残念だと思うのは、グリップ部分です。プラスチックでできていて、少々安っぽさが出てしまっています。

グリップの質感が分かる写真

グリップがペン先に近すぎて、私の場合は、グリップよりも後ろの部分を握っています。結局グリップとして機能していないので、それならばグリップ無しにしても良かったのでは?金属軸をそのままニブ近くまで伸ばしてくれたらよかったのに…と思うのは私だけなのかもしれません。

cp1は細身の軸

軸は万年筆にしては細めですが、握り具合は悪くないと思います。cp1のボールペンやシャープペンは、かなり細い軸なのですが、万年筆はそれよりも太く持ちやすいです。

この万年筆は小振りな作りであり、キャップを外した本体の長さは短めです。どれくらいの長さかというと、握った時に手の甲から、尻軸が少しはみ出すくらいです。

短さが気になる場合は、後部にキャップを差し込めば長くなり安定します。

キャップを外せば軽めの万年筆に!

ペンの重さは、キャップを付けた状態で19gあります。しかしキャップを取ればたったの10g。軽量の万年筆と言えます。

ところで、キャップをペンの後部にはめたいという方もいるでしょう。キャップだけで9gの重さがあるので、後部にはめると、重心が移動して尻軸の方が少し重くなります。

それでも全体で19gなので、重すぎるということはありません。後部にキャップをはめても、それほど書きにくさは感じないと思います。

cp1の場合、後部にキャップをはめ込んだとしても、滑らかな筒型をキープするための工夫があるんですよ。

尻軸は一回り小さくしてあり、後部にキャップを付けた時に凹凸ができないようにしてあります。

ペン後部のキャップをはめる部分

キャップが後部に移動しても、軸はデコボコ無しの滑らかな円柱の形を保っています。

キャップをペンの後部にはめた様子

さすが、細かいところまで考えられていますね。

ブラック色に映えるシルバークリップ

真っ黒な軸の中で、最大のアクセントとなるのが、シルバー色のクリップです。

キャップを斜め上から写した様子
キャップとクリップの質感

クリップには小さくLAMYの文字が見えます。

クリップの側面に刻まれているLAMYの文字

ラミーのロゴが書かれているのは、こことニブだけです。こういったシンプルなデザインの軸では、メーカーのロゴが邪魔になることもありますよね。

ブランド名がわからない分、周囲の人に、どこのメーカーのペンなのかと質問される率が高くなりそうです。

ラミーではお馴染み、交換可能なニブ

ペン先は、サファリやアルスター万年筆経験者にはお馴染みのスチールニブです。私が使っているのはMニブ(中字)です。

ニブとグリップ

並べてみます。左がcp1、右がサファリです。

ラミーサファリのニブを横に並べて比較

ラミー万年筆のニブは、ラミー2000以外のモデルにおいて互換性があります。cp1をブラックニブに変えれば、オールブラックのようになりますね。ゴールドニブをつけることも可能です。

ニブの交換方法はこちらを参考にしてくださいね!

インクはカートリッジかコンバーターで!

cp1の万年筆インクは、カートリッジまたはコンバーターを用います。ラミーは他のメーカーとの互換性がありません。使えるのはラミー製のカートリッジかコンバーター(品番 : Z27)です。

コンバーターを使うなら、黒色のコンバーター「Z27」を選びます。

ペンを分解した様子

ラミーのカートリッジ「バイオレット色」を装着してみました。

カートリッジをはめた万年筆

実際に書いてみたのがこちら。私のペン先はM(中字)で、線は太めです。

バイオレットのカートリッジで試し書き

ラミーの他の万年筆についても書いています。

ラミー万年筆の線幅は太め

サファリなどを使ったことがある方はご存知だと思いますが、ラミー万年筆の線幅は、国産のものより太めと考えた方が良いです。個体差があるものの、例えばEF(極細字)であっても日本のメーカーのEFより太いです。国産の目安(EF, F, M, B)よりも、一段階下の細めのものを選んでおいた方が良いかもしれません。購入後どうしても線幅が気に入らなければ、ラミーならばニブだけを購入して自分で交換することもできますよ。

万年筆

Posted by cripon