万年筆「パーカー ジョッター」低価格でも質良し!
こんにちは、クリポンです。
パーカーの人気モデルの一つに「ジョッター JOTTER」があります。ジョッター ボールペンが発売されてから、あと数年で70年を経ようとしています。使いやすく親しみやすいデザインは、いまだに人気が衰えることはありません。
ジョッターはもともと、ボールペンのみの販売でしたが、近年には万年筆とローラーボールが登場しています。
外見はジョッター ボールペンとそっくりな!? パーカー parkerのジョッター 万年筆をご紹介しましょう。
見た目よし! パーカー「ジョッター」小さくコンパクトな万年筆
年代を感じさせないデザイン「ジョッター」
筆記具界にボールペンが現れ、一気に世に広まったのが1950年代。1954年にはパーカー初のボールペン「ジョッター jotter」が発売されました。
古さを感じさせないデザインで、ジョッター人気は今も健在。数年前にはジョッターのローラーボールペン、そして万年筆が登場したのは記憶に新しいところです。
こちらがジョッター 万年筆です。
確かに外見はジョッター ボールペンによく似ています。
一番上は万年筆、下2本はボールペンです。
ジョッターはフランスで製造されています。キャップの裏側に「FRANCE」の文字が見えます。
プラスチック軸の「ジョッター オリジナル」
ジョッター 万年筆は、ジョッター ボールペンと同様にプラスチック軸と金属軸があります。
ところでジョッター ボールペンのプラスチック軸は、「ジョッター オリジナル」と呼ばれています。発売当時の形や素材をそのまま受け継いでいるからです。
一方、金属軸の方は進化させたモデルと言えます。形は同じですが、軸全てを金属にして模様を施したりと、より上品に仕上がっています。
ジョッター 万年筆は発売されるにあたって、ボールペンのアイデアをそのまま受け継ぎました。軸はプラスチック軸と金属軸の2種類。プラスチック軸の方は「ジョッター オリジナル」と名付けられています。
「ジョッター 万年筆」選べる軸の色
ジョッター 万年筆は、軸の色を選択できます。プラスチック軸は8色、金属軸は3色あります。
軸の色をあげてみましょう。
プラスチック軸の色
- マジェンタ
- ブルー
- オレンジ
- イエロー
- グリーン
- ホワイト
- レッド
- ブラック
金属軸の色
- ブルー
- レッド
- ブラック
ジョッター ボールペンについて書いています:
パーカー「ソネット」:
パーカー「IM」
細身のつやつやボディー
私の万年筆はジョッター オリジナル、プラスチック軸です。紙パッケージ入りで、インクカートリッジ2本(青と黒)が付いていました。
軸はとても明るいオレンジ色、元気をもらえるビタミンカラーです。軸全体に光沢があり、つやつやと光っています。
パーカーのサイトに説明がありますが、使用されているプラスチックは傷が付きにくいとのこと。簡単に割れたりすることはなさそうです。
ジョッターということでデザインは良いですが、素材という観点からいえば値段相応です。パーカーの他のモデルに比べると見劣りするのは仕方がないですね。でも気兼ねなく外に持ち歩いて、バンバン使いたくなるような万年筆です。
キャップにはパーカーのシンボルマーク、矢羽クリップが付いています。
小さく軽い! 小振りな万年筆
ジョッター 万年筆は小さくてコンパクト、愛らしい万年筆です。全長13.1cm(キャップを閉めた長さ)、重さは13gしかありません。uni-ballシグノ水性ペンが11gなので、それよりも気持ち重いくらいです。
細身のペン軸で、筆箱に入れても邪魔になりません。外出時に携帯するのに便利な万年筆です。
日本で購入できるペン先はF(細字)
私の万年筆ペン先はM(中字)です。
日本では、ジョッター万年筆のペン先(ニブ)はF(細字)のみの販売です。日本語には細字の方が合いますよね。
フランスではジョッター 万年筆は、Mしか販売していないんですよ。アルファベットはペン先太めの方が合います。こちらの人は太めのペン先を好むからでしょうね。
でも私のジョッターMニブはそれほど太くないんです。ラミーのFニブと大差ないような…。ペン先の太さって、特に海外製はメーカーによって基準が変わりますね。
プラスチック軸です:
金属軸です:
パーカー万年筆、使えるのは自社製カートリッジ/コンバーターのみ!
万年筆を分解してみました。カートリッジだけでなく、もちろんコンバーターも使えます。ただしパーカー製に限ります。
パーカーは残念ながら他のメーカーとの互換性がありません。コンバーターやインクカートリッジは、パーカー製を選ぶ必要があります。パーカー製以外のものは、差し込もうとしても形が合わず、はまりません。
コンバーターとインクカートリッジの互換性について、こちらで説明しています。
気になるジョッターの書き味は?
ジョッターは低価格万年筆であるものの、値段の割にはなかなかの書き味です。
ペン先は硬めです。ちょっとカリカリした感じがあるものの、インクの出が良く書きやすいです。これならもう1本あっても良いかなと思っています。
値段の割に質がいい、コスパ良しの万年筆
パーカーのジョッター 万年筆、2000円を切る万年筆としては、なかなかの質だと思います。私は2000円以下の万年筆は好みに合うものがなく、どうも書きにくくて使うのをやめてしまうものばかりでした。この価格帯で満足できた万年筆は、パーカーが初めてです。書き味が良くデザイン良し、しかも小さくて軽い。万年筆は大きめなものが多いですよね。ジョッターは携帯が楽なのも大きなポイントです。