セーラー「hocoro」長く書けるから便利!リザーバー付きのつけペン
こんにちは、クリポンです。
前回に引き続きつけペンです。いろうつしとくれば、セーラーのhocoro(ホコロ)も気になるところです。
hocoroはリザーバーを装着できる(又は付いている)とあって、その分多くの文字や絵が書けます。しょっちゅうインク壺にペンを浸す必要がなく、つけペン特有の、ちょっと面倒なところから解放されるのが嬉しい点です。
今回はセーラーのつけペン「hocoro」について、書くほどにハマる!筆文字ペン先についてもレビューします。
SAILOR「hocoro」筆文字もあり!たくさん書けて楽しめるつけペン
新しいタイプのつけペン
セーラーの「hocoro(ホコロ)」です。

hocoroは2021年の発売以来、常に話題のつけペンです。
2020年頃からガラスペンのブームが起こっていますが、ガラスペンもつけペンの仲間です。このブームの延長上にあるのが、hocoroの登場です。

つけペンに万年筆のペン先を用いるとは、なんとも画期的なアイデアです。従来のつけペンに比べると、驚くほど書きやすい。こういうアイデアが出てくるのは、やはり日本ですね。
万年筆のような書き心地で、もちろんつけペンだから、次々とインクの色を変えられるのが魅力的です。複数のインクを持っている方にとって、便利なアイテムとなりそうです。
パイロット「いろうつし」はこちらをどうぞ :
hocoroのおすすめポイント4つ
ぜひ一度は使ってみたいhocoro、おすすめしたい4つのポイントを挙げてみましょう。
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その1. 選べる!4種のペン先
hocoroのペン先は、現在4種類あります。
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軸の色はそれぞれグレーとホワイトの2つから選べます。
細字 :
1.0mm幅 :
2.0mm幅 :
筆文字 :
その2. ペン先は取り替え可能
hocoroはペン先を外せます。同じ軸のまま、他の字幅のものに替えることが可能です。
外すには、黄色い部分を掴んで引っ張ります。


付け替え用のペン先です。
スケルトン軸もあり
ペン先付きで購入すると、軸色はグレーかホワイトになります。しかし軸のみ単体で購入する場合に限り、スケルトン軸(クリアとクリアブラック)が選べます。
ペン先付きの軸ではなく、軸とペン先パーツを別々に買って組み合わせるのもありです。
その3. 便利に収納できる
通常つけペンにはキャップがないので、とがったペン先を壊してしまわないかと、ハラハラしてしまうものです。でもhocoroはよく考えられていて、安全に収納できます。

軸の中が空洞になっており、ここに収納できます。

外したペン先を、カチッと音がするまで軸に押し込みます。


これなら持ち運びも楽ですね。
その4. リザーバーが使える
つけペンにおけるリザーバーとは、ペン先に装着することで、一定量のインクを溜める役割があります。インクをリザーブ(蓄える)できる分、より多くの文字や線が書けるようになります。
hocoroでは、筆文字と2.0mmはリザーバー付き、細字と1.0mmはリザーバーなしで販売されています。
付いていない場合でも、好みで別売りのリザーバーを後付けすることができます。
ただしリザーバーは一度付けたら外せないので、注意してくださいね。
私のペンは筆文字で、灰色の部分(黒っぽく写っています)がリザーバーです。


hocoroのリザーバーはかなりインクを溜められるようで、一度インクを吸わせると、比較的長い間筆記できます。
一般につけペンは、太字のものはリザーバー付きが多いです。太字であるほどインクを多く消費するので、リザーバーなしではすぐにインクが切れてしまう。そのためしょっちゅうインク壺に浸さなくてはなりません。
hocoroも筆文字とか2.0mmのような太字になると、リザーバーは必須なんでしょうね。
例えばこちらはブラウゼのオーナメントと呼ばれるニブ(ペン先)なのですが、リザーバーが付いています。


気になる! 筆文字とはどんなペン?
筆文字のペン先とは珍しいですよね。好奇心から私も選んでみました。
先が反り曲がっているのが特徴です。

hocoroの筆文字は、紙と軸の角度により線の太さが変わります。軸を寝かせ気味にするほど、太い線が書けます。

上の試し書きは、インクはセーラー四季彩(現:四季織)の奥山、紙はロディアのドットパッドです。筆文字、なかなか面白くて、しばらくの間は日記もこれで書くなどして随分と遊んでしまいました。
1本で細字から太字まで使い分けられるのが便利です。書いているうちに、どのくらいの軸の角度で、線幅がどの程度になるのか、感覚で分かるようになります。細字なら小さめの字も書けます。

一つ付け加えると、筆文字とありますが、ペン先は硬くてしなることはなく、厳密には筆タッチとは言えません。ペン先の角度によって線の太さが変わるけれど、実際のところは太さを変えながら書くのは難しいです。
寝かせ気味にして太字で書いた時に、確かに筆っぽさが感じられます。

こちらも四季彩で、色は利休茶です。
軸を立ててかくと細字になりますが、ずっと立てた状態で書き続けるのは、無理している感じもあって書き心地が良くないというか…。個人的には細い線が書きたいならば、細字のペン先使ったほうがいいなと思いました。
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リザーバーなしの方が良い場合もある!?
hocoroの筆文字は好きな線幅で書ける面白いペンです。それにリザーバーによるインクの保持量がすごくて驚きました。一度インクを吸わせたら延々と書き続けられるので、インク壺と紙の間を行き来する回数が少なくて済みます。ただデメリットが一つあるといえば、インクの消費が多めになるかもということです。ちょこっとだけ書きたい時でも、リザーバーにはインクがたくさん溜まります。その都度残ったインクを洗い流してしまうのはもったいない気もします。少量ボトルで購入した貴重なインクの場合は特に、インクが無駄になるのが気になるかもしれません。リザーバーは便利ですが、少しだけ書きたい場合はない方が良いこともあります。自由にリザーバーの着け外しできれば良いのですが、そういうわけにもいかないのが悩ましいところです。