極小サイズでツイスト式! オンラインのミニボールペン「ポルトモネー」
こんにちは、クリポンです。
手書きをすることが減りつつある今日この頃。そうは言っても外出時、持っていると何かと役立つのがボールペンです。
便利だからと持ち歩いても、あまり出番はないと分かっている。ならば邪魔にならず、重くないものが欲しいですね。
今回はお財布に挟んでおけるほど小さい、オンラインのミニボールペン「ポルトモネー」をご紹介します。
ONLINE「Portemonnaie」便利にお財布に挟めるボールペン
「サイフ」の名で呼ばれる極小ボールペン
名前はなんと「お財布」、ONLINE(オンライン)のボールペンです。
写真で見る限りは何の変哲もない、ごく普通のボールペンです。わざわざ紹介するほどのペンではない!?と思われるかもしれません。
でもここで取り上げた理由があります。驚くことに、このボールペンはとっても小さいのです。
どのくらい小さいのかというと、この通り。
比較しているのはお馴染みのシグノです。どれほどの大きさなのか、お分かりいただけるでしょう。
ポルトモネーの長さと重さは次のとおりです。
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8cmというと、手のひらに収まってしまうほどのサイズです。
よくあるおしゃれなペンを、ミニチュア模型にしたようにも見えて!? 何だかおもちゃを見ている気分になります。
6色揃ったポルトモネー
軸色は全部で6色あります。
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ドイツでは4ユーロほど(約600円)から売られているようです。軸は金属製で、作りが多少チープな感じも否めませんが、値段相応といったところだと思います。
「ポルトモネー」とは何のこと?
財布に差し込んで携帯できるほどの小ささということで、財布(ポルトモネー portemonnaie)の名が付けられています。
portemonnaieは元々フランス語で「小銭入れ」の意味です。porte-monnaieとハイフンを入れることが多いです。
オンラインはドイツの会社なんですが、ドイツでは外来語としてportemonnaieが日常的に使われるようです。
余談ですがporteには「支える」という意味があり、porte-〇〇のように、しばしば接頭語として使われます。monnaieは小銭なので、porte-monnaieは「小銭を支えるもの」で小銭入れのことです。
例えば鉛筆などの芯を仏語でmineと言いますが、porte-mineは芯を支えるもの、つまりシャープペンのことです。
こちらに詳しく書いています!
ドイツ発のオンライン
ONLINE(オンライン)はドイツの文房具メーカーです。家族経営から始まった会社であり設立は1991年。老舗が多いドイツでは、比較的新しいメーカーと言えますね。
オンラインでは品質にこだわり、製品のほとんどはドイツで製造しているとのことです。
フランスでも、オンラインの製品をよく目にします。個人的には、老舗メーカーに比べて低価格で買えるという印象があり、子供や学生向けのものも多くあります。
私が一番お世話になっているのは万年筆のコンバーター。いくつか持っています。
国際規格のドイツメーカーのものなら、オンラインのコンバーターで代替できます。例えばカヴェコに使えるミニコンバーターもあるなどして、ありがたい存在です。ただし日本でオンラインのコンバーターは手に入れにくいようです。
この小ささでツイスト式!
驚くのは極小サイズであるだけではありません。この小ささで、ツイスト式のボールペンなのです。
シルバーのリングを境として、ペンをツイストして芯の出し入れができます。
ツイスト式である利点は、勝手に芯が飛び出さないこと。財布に挟んでおいた時に、ノック式だと芯が勝手に飛び出して、財布を汚してしまう可能性が大いにあります。ボールペンインクのシミはなかなか落ちないものです。
ツイスト式ならば芯が飛び出さないので、安心して財布に携えておけそうです。
気になる使い心地は?
こんなに小さくて、果たして使いやすいのかと気になるかもしれません。
言ってしまえば、小さすぎて握りにくいです。長さ8cmだと手のコントロールがきかず、書いていて心もとない感じがします。
常用するには向かないでしょう。でもこのボールペンは、いざ必要になる時にのために、楽に持ち歩けることをコンセプトにしています。
書きやすさを求めたペンではないので、その意味では十分だと思います。
替え芯は4Cが使えるから安心
オンラインのリフィルは掠れもなく滑らかで、なかなか書きやすいです。
たくさん書いてインクが無くなったらどうしようか。大丈夫です。リフィルを替えればまた使えます。
オンラインの製品には国際規格が採用されており、このボールペンも4C規格のリフィルが使えます。つまり国産の芯に替えることも可能です。
分解方法
軸を分解するには、まずクリップ側を引っこ抜きます。ネジではありません。
次に黒い部分。こちらはネジ式なので、回して外します。
3つの部分に分かれました。
最後にリフィルに付けられている黒い部分を外します。
これもネジではないので、引っ張ります。硬くはまっていて、抜きにくいかもしれません。
これで分解できました。
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ミニチュアおもちゃのようなボールペン
極小ボールペンは色々と存在しますが、オンラインのこのペンはちょっと珍しいように思うのは私だけでしょうか。見れば見るほど、よくあるボールペンをミニチュア化したような姿が面白く感じます。またこのサイズでツイスト式というのもなかなかなくて、インク汚れの心配が少ないのが嬉しいです。身近な人へのサプライズなプレゼントにも良さそうです。