【カランダッシュ849】コレクション欲が止まらない!? ボールペン
こんにちは、クリポンです。
世界で、そして日本で注目を集める海外製ボールペン。中でも「カランダッシュ849」はおしゃれな外見から人々を魅了し、書きやすさに定評があります。軸の色や柄の種類が豊富で、つい集めてしまいたくなるボールペンです。
私もはまってしまったボールペン!大人気の「カランダッシュ849」についてレビューします。
「カランダッシュ849 」個性豊かなデザインに惹かれる!
世界で人気の「カランダッシュ849」
「849 (はちよんきゅう)」という風変わりな名前のペンはこちらです。
849はカランダッシュの人気モデルの一つです。
常に注目される秘密は書きやすさ、そして何と言ってもデザインにあります。一目で849と分かる、個性的なフォルムが魅力的です。
私の849ボールペンは定番色の赤色です。以下はクラシックラインと呼ばれる定番のラインナップです。
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限定商品を始めバリエーションが豊富
849は軸の色や柄の種類が豊富です。定番色以外にも度々限定バージョンが登場します。時には他のブランド(ポールスミスやネスプレッソなど)とのコラボレーションもあります。
日本限定品もあり、見始めたらあれもこれも欲しくなってしまいそう。文房具ファンにとって849は魅惑のペンなのです。
「カランダッシュ」は鉛筆の意味
スイス・ジュネーヴの文房具ブランド「カランダッシュ」の創業は1915年。元は鉛筆を生産する会社でした。1924年に「カランダッシュ Caran d’Ache」を社名とし、以来、筆記具や画材を中心に扱うようになりました。
ところで「カランダッシュ」という社名は、ある風刺画家のペンネームに由来します。フランスの画家エマニュエル・ポワレ(Emmanuel Poiré 1858-1909)の筆名「Caran d’Ache」から取られたものです。
彼はロシア出身で、風刺画家としてパリで活躍しました。Caran d’Acheはロシア語「karandash」から取ったもので、鉛筆を意味します。
鉛筆生産からスタートした会社を象徴する、ふさわしい社名ですね。
ボールペンから始まった849
849はボールペンから始まりました。1969年に849ボールペンの販売が開始されて以来、今もカランダッシュのベストセラー商品の一つです。
人気を博した849ボールペンは、後に同じ形のシャープペンが作られました。数年前に849の万年筆バージョンが登場したのは、記憶に新しいところです。
849と844の違いは?
実はシャープペンは「849」ではなく「844」と名付けられています。しかし「849」の名の方が世間に広まっているからなのか、849のシャープペンとして紹介されることがほとんどです。
シャープペンには844と記されています。
万年筆とローラーボールについては、ボールペンと同じく「849」です。
シャープペンについてはこちらをどうぞ :
849は小振りなボールペン
849は定番色・限定色に関わらず、ペンの作りやサイズ、重量は同じです。以下、赤軸の849を見本としていますが参考にしてくださいね。
849の大きな特徴は、小振りなペンであること。しかも軽量なんです。かさばらないので手帳用ペンに、または胸ポケットやカバンに入れて持ち歩くのにおすすめです。
軸の素材はアルミニウムで、手になじみやすい6角形を取っています。矢印のようにも見える!?クリップが個性的です。
控えめだけど素敵なロゴ
クリップの下にはカランダッシュのロゴが。「849 CARAN D’ACHE」と書かれています。控えめな表示がいいですね。
部品は全てスイスで作られているとのことで「SWISS MADE」の刻印が見えます(上の写真の、クリップの右)。
クリップの裏側の写真です。
限定版では仕様が少し違うことも。クリップの裏に「Paul Smith」の名前が入っていたり…
「Limited edition」と書かれていたりと、バージョンによって変わります。
ペン先部分には、鉛筆を削った後のような波の模様が入っています(写真では見えにくいですが…)。芸が細かいですね。
長さ短めなペン
ボールペンはそれぞれ手の大きさにより、長さや太さなどサイズの好みがあります。写真では把握しにくいのですが、849は小振りなペンです。
長さを測ってみたところ、12.8cmでした。
私が持っている細身のボールペン「パーカー・ソネット」と、「パイロット・カヴァリエ」と比べてみました。隣にフリクションボールも置いてみました。こう見るとやはり849は短いですね。
左から「849」「カヴァリエ」「ソネット」「フリクション」です。
849は長さ短めなうえに細身のペンです。これは好みが分かれるなあ…という細さです。
軸の太さは、カヴァリエ < 849 < ソネットの順に太くなります。とは言っても、849とカヴァリエは微妙な差。そもそも849は6角形なので、円形のカヴァリエと正確に比較できませんが…。
ソネットはカヴァリエや849よりも明らかに太いです。
パーカー「ソネット」についてこちらで書いています。
軽量だから持ち歩きに便利!
上の写真にある4本のペンの重さを量ってみました。
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849の重さは15gと、比較的軽い部類に入ります。携帯するのに邪魔にならない重さです。
重めのペンが苦手の人に、ちょうど良い重量だと思います。
カランダッシュ849の替芯は?
849には、カランダッシュ独自の「ゴリアットカートリッジ」が使われています。カートリッジとはリフィルのことです。カランダッシュによる説明では、約8kmの線を筆記できるとのこと。紙量でいうとA4紙600枚分になるそうです。
大容量ならば、しょっちゅうリフィルを替える必要がなく楽ですね。
気になるのはボールペンの書き味ではないしょうか。カランダッシュのリフィルは、個人的には良いと思います。書き始めはかすれることがあるものの、滑らかに筆記できます。筆記時のインク量は程よく、ひっかかりを感じません。インクがあふれ出ることもありません。
私の場合は、特にリフィルを他のメーカーのものに替えたいと思うことなく、満足して使っています。
ゴリアットについてはこちらをどうぞ :
リフィルの交換方法
ボールペンのリフィルは大容量とはいえ、いずれは使い切り、交換が必要になります。あるいは黒や青以外のカラーリフィルを使いたくなることもあります。
その時はリフィルを替えることで、末永く849を使えますよ。
リフィルを替えるときは、ボールペンの後部(ノックする部分)を外します。ペンを垂直に持ちノック部を見下ろすようにして時計と反対回りに回せば、簡単にノック部が外れます。新しいリフィルを中に入れるだけなので簡単です。
話題のカランダッシュ849限定エディション
849でよく話題となるのが、定期的に発表される限定エディションです。カランダッシュらしい独特な色使いで、毎回ファンの心を掴んで離しません。
ポール・スミス エディション
こちらはポール・スミスとのコラボレーションによる、2020年の限定商品です。
ポール・スミスは言わずと知れたイギリスのファッションデザイナー。カランダッシュ創業100周年を記念して始まったコラボレーションは、現在第4弾まで発表されています。
私が持っているのはポール・スミス・エディション第3弾で、2020年5月より販売開始となったものです。ペン軸には、お決まりのストライプ模様!ポール・スミスと言えばこの柄、私のお気に入り849です。
左から右に向かって色が変化していくストライプで、色の配色が素敵です。こういう色使い、個人的に大好きです。そして面白いのは、ストライプの幅が色によって異なること。単調なストライプにしないところはさすがです。
クレーム・ユア・スタイル
849誕生から50周年を記念し、2019年に登場したのが「クレーム・ユア・スタイル CLAIM YOUR STYLE」です。好評を得てその後も第2弾、第3弾と続き、現在は第5弾へと進んでいます。毎回おしゃれなデザイン・色使いで、いいなあと思いながら眺めています。
こちらはクレーム・ユア・スタイル第2弾です。
これまでの849と異なるのは、クリップとノック部の色をそれぞれ変えて、おしゃれにまとめたことでしょう。色違いで数種類あるので、ぜひ探してみてくださいね。
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私の好みぴったりな849
ちまたでは「限定」と名のつく商品が溢れていますよね。購買意欲を掻き立てるための商法だと分かっていますが「限定」という言葉に弱くつい惹かれてしまいます。今のうちに買っておかなくては、という気分にさせられてしまうんですよね。
849はどれも買って大満足のボールペンでした。このデザインが好みにぴったり合うんです。限定商品はいずれ無くなってしまうので、気になる方は早めにお店などで試してみてくださいね。