クロス「ベイリーライト」万年筆 滑らかな書き味が魅力!のお手頃ペン
こんにちは、クリポンです。
たまに欲しくなるものの一つに万年筆があります。いくつも持っていても仕方がないと分かっていても、やはり手を出してしまいます。いや、万年筆だけに限ったことではないのですが(笑)。
特に万年筆の書き味はメーカーにより、またはモデルによって際立つ個性があります。使ったことがないペンを試してあれこれとコメントしてみるのは、万年筆好きにとって楽しみの一つです。ボールペンでは味わえない、万年筆の醍醐味でもあります。
今回はポップな見た目で気軽に持ち歩きたい!クロス「ベイリーライト」の万年筆をレビューします。
CROSS 「Bailey Light」一度は使ってみたい! アメリカ老舗メーカーの万年筆
お手頃にクロスを試せる! 万年筆
クロスのベイリーライト、万年筆です。
アメリカの老舗メーカーであるクロスには、いくつもの素敵なモデルがあります。特に充実しているのはボールペンやローラーボールです。残念ながら万年筆は選べるモデルが限られています。
高級筆記具で知られるクロスではありますが、手頃な価格で手に入れやすい万年筆が、このベイリーライトです。
目がいってしまうのは、所々にはめられているシルバーリング。キラッと光るのがかわいいです。
「ベイリー」と「ベイリーライト」
クロスには単に「ベイリー」という名のモデルもあります。ベイリーは軸が金属製なのに対し、樹脂製の軸にして軽量化し、価格を抑えたのがベイリーライトです。
ベイリーライトはカジュアルでポップな雰囲気を持ちます。もしペンに高級感を求めるならベイリー、あるいは他のモデルの方が良いでしょう。
万年筆については、ベイリーに万年筆は存在するものの、日本ではボールペンバージョンしか手に入らないようです。ベイリーライトの方は万年筆もボールペンも購入しやすいです。
「ライト」と名の付く軽量万年筆
ベイリーライト万年筆は軽量です。重さ(キャップ付き)は次のようになります。
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20gと言うと結構重量があるように思われます。でもベイリーライトの場合、キャップを外せば、その重さは13gとなり、かなり軽くなります。ライトと呼ばれる所以ですね。
ベイリーライトのボールペンやローラーボールについては、軽量化したといってもそれぞれが20g以上あります。決して軽いとは言えない重さで、好みもあることなので注意してくださいね。
6色揃いのベイリーライト
ベイリーライトには次の6色が揃っています。
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価格については、万年筆は大体3000円くらいから、ボールペンやローラーボールは2000円くらいからです。
ブラック、ブルー、ホワイト
グレー
ティール
こちらの軸色はティールです。
3種類あるペンの太さ
万年筆ペン先の太さは3種類、XF(極細字)、F(細字)、M(中字)があります。
私が選んだのはFの細字です。
ニブにはクロスのシンボル、ライオンの顔マークが刻まれています。威厳があってかっこいいペン先です。
試し書きをしてみました。クロスのFニブは細すぎず太すぎずといったところでしょうか。
使い始めから、気持ち良いくらいにインクが出て滑らかに書ける、なかなかの書き味です。
ベイリーライトは海外製品ということで日本ではそれなりの値段になりますが、アメリカでは比較的安く買えてしまう万年筆です。少しばかりペン先の頼りない感じは価格からして相応かと思いますが、クロスのペンをこの値段で試せて、この書きやすさならばおすすめだと思います。
ニブを横から見たところです。
裏側です。
グリップは程よい太さがあります。表面はツルツルとして見えますが、意外に滑りにくく、安定した筆記ができると思います。
クロス万年筆のインクの補充方法は?
万年筆は、コンバーターかカートリッジを使ってインクの補充ができます。
ベイリーライトの購入時には、2本のカートリッジが付属していることが多いようです。私のものには黒色カートリッジが2本付いていました。
ところで万年筆には国際規格に沿っているもの、またはクロスのように独自の規格によるものがあります。
クロスに関しては、コンバーターやカートリッジはクロス社のものを使用する必要があります。他のメーカーのものを差し込もうとしても、形が合わないのです。
コンバーターをまだ用意していなかったので、カートリッジを差し込み使ってみることに。
やはり万年筆ならば色々なインクを使って書きたい!いずれコンバーターを購入しようと思っています。
ブラック、ブルー、ホワイト
グレー
ティール
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ちょっと面倒な万年筆の互換性
万年筆は楽しい筆記具です。はまってしまうとやめられません。1点面倒なことを挙げれば、独自の規格を取っているメーカーが多いことで、万年筆のメーカーごとにコンバーターやカートリッジを買い揃えなければならないことです。国際規格のメーカーとされつつも、例えばドイツとフランスのものでは微妙に形が違ったりと、結局これも買い足さなくてはならない場合もあります。ボールペンのリフィルにも互換性の問題はありますが、万年筆の方が複雑ですね。こんな面倒な点も受け入れながら、万年筆を楽しんでいこうと思います。