蛍光ペン【スタビロ】ふんわりパステルカラー
こんにちは、クリポンです。
ノートや手帳は要領よく、見やすく書きたいですよね。そのためには文字の大きさや配置を工夫し、色分けして書くなどの方法があります。使う色は黒や青の1色でも良いのですが、2色以上を使用すると、視覚的に要点を把握しやすくなります。
色分けするのに簡単なのは蛍光ペンを使うこと。ささっと素早くマーキングできる蛍光ペンは、仕事や勉強時に役立つ便利アイテムです。それに最近は蛍光色以外にも色の種類が増え、プライベートのノートやイラストで使う人が増えています。
蛍光ペンといえば外せないのが、スタビロの「蛍光ペン パステルカラー」。使いやすい6色セットをレビューします。
アイデア次第で色々使える!「スタビロ蛍光ペン パステル」に注目
人気の蛍光ペン「スタビロ パステルカラー」
スタビロの蛍光ペン・パステルカラー6色セットです。
こちらはフランスのスーパーで購入したものです。
スタビロの蛍光ペンは、大きめのスーパーには必ず置いてあります。フランスでは蛍光ペンといえばスタビロですからね。こんな感じで簡易パッケージに入って売られています。
ところで世界で初めて作られた蛍光ペンは、なんとスタビロなのです。1971年に発売された後、爆発的な人気となりました。現在でも、スタビロは世界で知名度ナンバーワンの蛍光ペンです。
最初に作られたのはネオンカラーです。今回ご紹介するパステルカラーが登場するのは、ずっと後のこととなります。
祝50周年!スタビロボス限定23色セットのレビューです :
パステルカラー6色セットの色見本
スタビロ蛍光ペンのパステルカラーはどんな色なのでしょうか。ノートに書いてみました。
スタビロのパステルは色鮮やかなうえ、優しい色合いです。蛍光色(ネオンカラー)が苦手な人におすすめのペンです。
バランスの良い6色セットで、発色が良く綺麗です。色味は強くなく、淡く薄め。参考書やノートで、文字上にマーキングした時に、文字を暗くせずクリーンに見えるのが良いです。でも淡い色なので、人によっては色が薄すぎると感じるかもしれません。
スタビロ蛍光ペンで一つ気になるのは裏抜けしやすいこと。これはスタビロに限らず蛍光ペンによくあることですが、気になる場合は紙を選ぶなどの対策が必要です。
箱のような形!?の蛍光ペン
スタビロの形状は独特で、一見、小さな箱のようにも見えます。全長は10.5cm、大きくて存在感があります。
大きい分たっぷりインクが入っているということでしょうか、一般の蛍光ペンの3倍量使えるそうです。
黒いキャップはスタビロならではのデザイン。おしゃれです。
ところでスタビロは、最初はキャップの外し方が分からなくて焦ってしまうことも。キャップは、軸に対してねじるようにすると、簡単に外れます。
しっかり書ける太めのペン先
スタビロのペン先は5mmと太めです。
最近では色々なメーカーから、ペン先が細めの蛍光ペンも出ていますよね。しっかりと太い線を書きたい人に、スタビロはおすすめです。
太い線だけではありません。ペン先の角を使えば、2mm幅の線も引けます。
スタビロはキャップを閉め忘れても、4時間は乾かないとのこと。ヨーロッパではスタビロをよく使うのは子供や学生です。特に子供たちはキャップの閉め忘れが多いので、ありがたい技術なんですよ。
このようにパッケージに表示してあります。
筆箱に入るサイズが欲しい!という方には、細身の蛍光ペン「スタビロ・スイングクール」もあります。
白鳥マークのスワン・スタビロとは?
ドイツ発の筆記具ブランド「スタビロ stabilo」。会社創立は1855年というから、1世紀半以上も続いているんですね。
ニュルンベルグに設立された鉛筆製造の会社が、スタビロのスタートとなりました。
スタビロのシンボルは赤色の白鳥マークです。写真でも分かるように、赤丸の中に白鳥が描かれています。
この白鳥マークは、スワンハウザー氏の名前からアイデアを取ったものです。設立から10年後の1865年に会社を引き継いだ人物です。
スワンハウザー(Schwanhäußer)のschwanはドイツ語で白鳥を意味します。英語ではswan、日本語でも白鳥のことを「スワン」と言いますよね。
もうお分かりだと思いますが、白鳥マークは彼の名前に由来するロゴなのです。後には会社名にも「スワン schwan」の名を入れるようになりました。
現在スタビロは、スワン・インダストリー・ホールディングスという会社の筆記具部門にあります。そのため正式にはスワン・スタビロと呼ばれます。親会社は筆記具の他に、化粧品やアウトドア製品も扱っています。
スタビロはどのくらい裏抜けする?
どのくらいスタビロ蛍光ペンが裏抜けするのか、実際にノートに書いて調べてみました。使用したノートは昔に買った無印良品のもので、一般的な紙質だと思います。
何か書くことはないかなぁと考えて…フランス語では果物と、その果物が実る木で、名前が異なります。例えば、果実「オリーブ olive」の木は「olivier」というようにです。それを表にしてみました。
その後スタビロ蛍光ペン・パステルでマーキングしてみました。
ノートのページをめくってみると、ちょっと裏抜けしています。線を引き終わって紙から離す時に、インクがドボっと出てしまいます。
写真には撮りませんでしたが、参考書などの薄い紙上で使用すると、裏抜けはさらに目立ちます。
蛍光ペンを使うときは他の水性ペン同様、なるべく裏抜けしにくい紙を選んで使うのが良いようですね。
スタビロボス23色セットについて書いています:
ファーバーカステルのパステル蛍光ペンはこちらをどうぞ:
マイルドライナーはこちら:
極細カラーペン 「スタビロ ポイント88」:
ステッドラー「トリプラス ファインライナー」:
フランスでは「蛍光ペン」=「スタビロ」
スタビロといえば蛍光ペン。フランスでは、一般に蛍光ペンのことを「スタビロ」と呼んでいる人が結構います。「スタビロ持ってない?」と誰かが言ったら、メーカーに関わらず「蛍光ペンを貸して!」と言っているんです。こちらではスタビロは蛍光ペンの代名詞なのです。
世界で初めて作られたドイツ・スタビロの蛍光ペン。フランスはドイツの隣国というだけあって、スタビロ浸透度は目を見張るものがあります。ほんとすごい。仏人のダンナさんは「蛍光ペンはスタビロしか知らない」と言い切っています。別のメーカーの蛍光ペンも使ったことあるはずだけれどなあ 笑。
もちろんフランスでも、蛍光ペンは様々なメーカーのものが販売されています。文房具好きの間ではマイルドライナーなどの日本製も大人気です。でもダンナさんのように文房具にあまり興味がない人にとっては、蛍光ペン=スタビロという図式ができています。いやはや、スタビロ人気恐るべし…です。