水彩色鉛筆とは? 水彩のイラストが簡単に描ける!?

2020-12-27

こんにちは、クリポンです。
コロナウイルスの蔓延で、外出自粛が求められ家時間が増えています。でも何もせず、じっとしているだけではつまらない!ということで、家で楽しめる新たな趣味を見つけた方もいらっしゃるでしょう。

絵画・イラストへの興味から、塗り絵や絵を始めてみたいという方もいらっしゃると思います。まずは描くための道具選びから始めてみませんか。

色鉛筆は誰でも気軽に始められるとして、人気の画材です。絵の具のような手間がかからないため、最初は色鉛筆から!と選ぶ人が多いようです。

取っ付きやすい色鉛筆ですが、実は奥が深い画材でもあります。今回はちょっと特殊な色鉛筆「水彩色鉛筆」についてみていきます。

 

使い方は簡単!水彩色鉛筆を始めてみよう

「水彩色鉛筆」と「油性色鉛筆」の違いは?

色鉛筆に興味を持ち、調べてみると目に付くのが「水彩色鉛筆」と「油性色鉛筆」です。この2つ、一体何が違うのでしょうか。簡単に言えば、水に溶けるか溶けないかの違いです。

 

油性色鉛筆

水に溶けないのが油性色鉛筆。芯を水で濡らしても溶けませんよね。

一般に学校や家庭でよく使われる色鉛筆は、油性色鉛筆です。単に「色鉛筆」と言った場合は、油性色鉛筆のことを指していると思って良いでしょう。

 

水彩色鉛筆

色鉛筆の芯が水に溶けるのが水彩色鉛筆。芯を液体化させて、水彩画を描きます。一風変わった色鉛筆です。

 

私が持っているのはこちらの水彩色鉛筆、ファーバーカステル「ゴールドファーバー アクア」です。

 

 

こちらでも色鉛筆について書いています。

 

「カランダッシュ」水彩色鉛筆を初めて販売したメーカー

水彩色鉛筆が始めて誕生したのは1931年。カランダッシュの水彩色鉛筆「プリズマロ Prismalo」が第1号でした。「カランダッシュ Caran d’Ache」は、スイス・ジュネーヴに拠点を置く文房具メーカーです。

水彩画が描ける色鉛筆とは、なんとも画期的な発想です。水彩色鉛筆を販売するにあたってのコンセプトは「筆とは異なり、水彩色鉛筆を使えば水彩画の線がより正確に、自由に描ける」でした。

こちらがカランダッシュのプリズマロ。現在も人気の水彩色鉛筆です。


カランダッシュ プリズマロ 80色 0999-380

 

水彩色鉛筆の特徴は?

水彩色鉛筆とはどんな色鉛筆なのか、その特徴についてみていきましょう。

 

見た目は普通の色鉛筆と同じ

水彩色鉛筆の見た目は、油性色鉛筆と変わりません。乾いた紙に描けば、普通の色鉛筆として機能します。

 

水彩色鉛筆は芯が水に溶ける!

水彩色鉛筆の芯には、水に溶ける素材が使われています。そのため色鉛筆で描いたところに水を含ませると、すぐに溶けて変化が起きます。

先ほどの絵の線を、水を含ませた筆で上からなぞってみましょう。

するとどうでしょう、水彩絵の具のようなタッチに変わります。

 

混色も可能な水彩色鉛筆

水彩色鉛筆では、色を混ぜることも可能です。

2つの色を混ぜてみます。上の絵は紫と赤、下の絵は緑とオレンジ。3つ続く山の中央を混色しています。

 

水を含んだ筆でなぞっていくと溶けていきます。

 

ちょっと雑な絵ですが・・・このような感じで、真ん中の部分は色が混ざりました。

複数の色を混ぜることもできます。鉛筆で描く濃さを調節して配合の具合を変えれば、多様なニュアンスを表現できます。

 

なぜ水彩色鉛筆を選ぶのか?

水彩色鉛筆のポイントは気軽に水彩画が描けること。道具は水彩色鉛筆と紙と筆、そして水を用意すればいいんです。
最初は絵の具よりも、色鉛筆の方が気軽に始めやすく感じます。それに色鉛筆なら、長期間使用しなくても、絵の具のように固まってしまうこともありません。旅行先やお気に入りのカフェにも持っていきやすいですよね。

 

水彩色鉛筆に必要な筆と紙

筆と小さな容器が必要です。筆は好みのもので構いません。容器は筆に水を含ませたり洗浄したりするためのものです。空き瓶やいらないコップを使ってもよいでしょう。
携帯用には水筆を使うと便利です。

 

紙は水彩紙がおすすめです。普通の画用紙などでは水彩色鉛筆独特のタッチが出にくく、水分で紙がうねってしまいます。

水彩色鉛筆の面白いところは、水彩絵の具のようでありながら、色鉛筆らしい細かい表現がしやすいことです。上質な水彩紙を選べば、数回の重ね塗り(描いて水で溶いた部分を乾かしてから、さらに描き加えてまた水で溶く)をしても綺麗に表現でき、面白味が増しますよ。

 



 

メーカーや価格帯によって変わる水彩色鉛筆

水彩色鉛筆を購入するためにお店やネットで調べてみると、価格の幅の広さに驚かれるでしょう。価格の違いは、水彩色鉛筆に使われる素材の質の違いによります。

特に芯の質は、色鉛筆の発色や光沢、透明度などに影響します。色鉛筆のことをあまり知らない人でも、実際に低価格のものと高価格のものを描き比べてみれば、その結果は一目瞭然です。一般に安いものほど発色が弱く、高価格のものは驚くほど色が鮮やかで麗しいです。

水彩色鉛筆を長く使っていきたいと思うなら、ある程度高めの価格のものを購入することをおすすめします。満足度が違ってくると思います。

 

水彩色鉛筆には欠点もある!?

実は水彩色鉛筆が好きではないという人も、少なからずいます。その欠点とは、水彩色鉛筆を使うと、絵に鉛筆らしさが残ってしまうこと。水で溶いても、鉛筆独特の筆跡が残ってしまうんです。水彩色鉛筆は、完全に絵の具に取って代わることはできないんです。

本来の水彩画(絵の具と筆)を描きたい方にとって、水彩色鉛筆の場合、その結果に納得できないことがあります。

水彩色鉛筆は水彩絵の具の代用と考えるより、水彩色鉛筆という個性を持つ、一つの画材だと考えた方が良いでしょう。それを踏まえた上で描いていくと、色々と面白い発見、使い方が見つかるでしょう。

 

組み合わせて使うと面白い水彩色鉛筆

水彩色鉛筆は、他の画材との相性がいいです。水彩絵の具やパステルなどをメインとして描く絵に、部分的に水彩色鉛筆で書き込んで水でなじませば、違和感なく使えます。繊細な線が引けるのは、水彩色鉛筆ならではです。

 

水彩色鉛筆は紙を選んで!

大人の塗り絵人気に伴って、色鉛筆を購入する方が増えているようですね。塗り絵をしているうちに自分でも絵を描いてみたくなり、水彩色鉛筆に興味を持たれた方もいらっしゃるでしょう。

手軽に始められる水彩画として、水彩色鉛筆はおすすめです。ただ水彩用の紙を選ばないと、水を乗せたときにうまく結果が出ません。紙も色々と試してみるといいですよ。