紙の重さ「坪量」がノートの紙質を決める!?

2020-10-09

こんにちは、クリポンです。
皆さんは紙類(ノートやコピー用紙など)を買うとき、何を基準に選びますか。フランスでは紙を選ぶとき、しばしば「紙の重さ」を目安とします。紙の重さとは、日本語で言う「坪量(つぼりょう)」のことです。
フランスのノートを検索すると、この坪量が、しばしば紙質の目安として表示されています。今回はノート選びに役立つ「坪量」について解説します。

 

ノート選びで参考にしたい「坪量」とは?

ノートを選ぶときの基準

ノートを選ぶ基準は、人によって違います。表紙の柄・色や素材、ノートの大きさ、罫線のタイプ、ページ数といった、さまざまな要素の中から、必要に応じて選びますよね。
それから忘れてはいけないのが、紙質。特に万年筆ユーザーにとって、インクが裏抜けしないことは、大事な要素の一つとなります。
万年筆以外のペンであっても、紙質にこだわる人もいるでしょう。滑らかさと丈夫さを兼ね備え、どんなペンでもすべりが良い紙は、書いていて気持ちが良く、満足感が得られるものです。

 

 
 

紙質を決める「坪量」とは?

紙質については前回、ベラム紙についてお話ししました。特別な製造法により作られるベラム紙は、フランスでは高級紙として扱われています。
でも紙質を決めるのは、製造法だけではないんです。目安の一つとなるのが、紙の重さです。紙の重さは製紙業界でよく使われ、国際規格となる単位があります。紙の重さは1平方メートルあたりの重さで考え、g/m2(グラム 毎 平方メートル)で表されます。
この単位は日本で「坪量(つぼりょう)」または「米坪(べいつぼ)」と呼ばれています。ちなみにフランス語では「grammage」、英語では「grammage」または「basis weight」と言います。

 

 

紙の使い道は坪量によって変わる

フランスでは、坪量はいろいろな製品に表示されています。例えばノートやコピー用紙に書かれており、しばしば買うときの目安にします。

一般に、紙は坪量が大きいほど、紙が厚くなります(紙の種類により例外もあります)。そのため、坪量が小さければ紙は薄くやわらかくなり、坪量が大きいほど、硬く丈夫な紙になります。
例を挙げてみると、新聞紙は40〜50g/m2、ダンボールは120g/m2以上、官製はがきは209g/m2となります。日本のコピー用紙は65g/m2ほどで、フランスのコピー用紙は80g/m2が使われることが多いです。

 

ノートの坪量は?

日本のノートは、だいたい70〜80g/m2です。フランスで使われるノートはもう少し幅広く、70〜90g/m2くらいになります。
日本でも人気の「ロディア Rhodia 」や「クレールフォンテーヌ Clairefontaine 」のノートは、90g/m2のものが多いんですよ。下の写真のノートには、90g/m2のベラム紙が使用されていると書かれています。

 

 
 

ロディアのメモ帳には、坪量による2つのバージョンがある!

ところでロディアのメモ帳について、坪量が異なる、2つのバージョンがあるのをご存知ですか。ロディアのメモ帳は、基本的には80g/m2の紙を使用しています。
しかし90g/m2の特別バージョンがあるんです。これらは「R」シリーズと呼ばれています。表紙に書かれている「R」の文字が目印です。

 

 

知っていると便利、坪量でノートの紙質が分かる!

坪量は紙質を知る手がかりになります。ノートの場合、坪量の値が高いほど、丈夫な紙を使用していると考えられます。フランスのノートは、商品説明に坪量が表示されていることが多いので、購入するときの参考にしてみてくださいね。