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ファーバーカステル 珍しい!? 梨の木の万年筆

2020-02-03

こんにちは、クリポンです。
文房具好きと名乗っておりますが、万年筆を使い始めたのは比較的最近です。使用歴は4年くらい。使えば使うほど、その奥深さに感動しています。

万年筆がここまで個性的なペンだとは思いませんでした。書き味がそれぞれに違うペンなんて万年筆くらいなもの。特に初めて試すときにはワクワクします。

今回は私の大好きな、ファーバーカステルのアンビションシリーズから「梨の木(ペアウッド)」についてお届けします。


個性的なデザインが魅力! Faber-Castellの万年筆【梨の木】

素材の良さが目を引くアンビション「梨の木」

ドイツの文房具ブランド「ファーバーカステル」。「アンビション ambition」は、ファーバーカステルが展開するコレクションの一つです。

その豊富なラインナップは、ペン軸のバリエーションにより「レジン」「ロンバス」「オプアート」などの名前が付けられています。

今回ご紹介するのはこちら、「梨の木(ペアウッド)」と名付けられています。

ファーバーカステル梨の木の万年筆

「梨の木」という名は、ペン軸が梨の木で作られていることに由来します。ほんのりと赤みがかった、優しい色合いです。

これが梨の木の特徴なんでしょうね。触れると木の素朴な感触があり、手触りがいい万年筆です。

アンビションシリーズの万年筆は、1本の棒のような形をしています。一見したところでは、万年筆には見えないのがポイント。思わず意表を突かれます。

キャップを閉めたところ

万年筆のキャップと尻軸は真鍮クロムでコーティングしてあります。キラキラと光るキャップの華やかさは、軸の素朴さとコントラストをなし、木の素材の良さを引き立てています。

キャップを外した様子

アンビションシリーズは梨の木以外の軸も、この独特なフォルムを特徴としています。それぞれに万年筆、ボールペン、ローラーボール、シャープペンの4つの筆記タイプが揃っています。

ペンの重さは?

アンビションの万年筆は、重めの万年筆です。量りに乗せてラミーのサファリ、アルスターと比べてみました(どれもキャップ付きの重さです)。

  • アンビション・梨の木 : 33g
  • ラミー アルスター : 21g
  • ラミー サファリ : 17g

ラミー サファリよりも、アンビションは10g以上も重いです。ラミーサファリが、軽めの万年筆だとも言えるのですが…。アンビションは手に取ると、ずっしりとした手応えを感じます。

実はアンビションが重いのは、キャップのせいなんです。キャップを外せば、書いていて重さが気になることはありません。

アンビションで書くときは、キャップを完全に外してしまうのがおすすめです。キャップを万年筆の尻軸にはめると、後方が重くなり書きにくさを感じるかもしれません。

ニブはFかEF

アンビションは鉄ペンの万年筆です。鉄ペンの割には値段が高めという気もしますが、ペン先は硬すぎず、なかなか良い書き味です。

日本で購入できるペン先は、EF(極細字)とF(細字)の2種類です。ヨーロッパでは、M(中字)とB(太字)も販売されています。

ペン先とキャップのアップ写真

よく海外メーカー万年筆のニブ(ペン先)は、日本のものと比べて太いと言われています。個人的な意見ですが、ファーバーカステルに関しては、FやEFはそれほど太くないと思います。確かにラミーなど、EFでもかなり太めに感じるメーカーもあります。

EFニブです :

Fニブです :

万年筆を使うようになった理由

日本にいた頃は、私は万年筆を使ったことがありませんでした。主にシャープペンを使っていました。
フランスに来て困ったのは、スーパーなどにある大半のノートがシャープペンと相性が悪いことでした。ノートの罫線が多すぎて、シャープペンの文字が見えにくいのです。

仕方がないので、シャープペンの代わりにボールペンを使うことに。でもその後、万年筆に切り替えました。万年筆はフランスのノートと相性が良いですからね。

ノートの罫線についてはこちらの記事に書いています。

初めて買った万年筆は、ファーバーカステルのLoomという万年筆です。ラミー・サファリと同じくらいの価格帯のものですが、気に入っていて今も使っています。

ここでやめておけばよかったのですが、万年筆は1本買うと、他のものが試してみたくなる(つまり買いたくなる)。これがエンドレスに続くなんて…いやはや怖いものです。そしてデザインが好きすぎてハマったのが、ファーバーカステルのアンビション ambition シリーズです。

いろいろと紹介していますので、よろしければのぞいてみてくださいね。

温もり感じるアンビション「梨の木」

プラスチックなどと違って、木軸のペンというのは何かホッとする温もりを感じます。木軸のペンといえば思い出すのは鉛筆。小さい頃にしょっちゅう鉛筆を握っていた懐かしさがあり、私にとって鉛筆は文房具の原点とも言えます。木軸のペンに惹かれるのはそんな理由からかもしれません。アンビションの梨の木は使っているうちに色が変化していきそうで、その過程を眺めながら書いていくのが楽しみです。

万年筆

Posted by cripon