人気!ステッドラー 芯ホルダー「マルス テクニコ」の秘密に迫る!
こんにちは、クリポンです。
通常使うシャープペンの芯は、0.5mmなどの細芯が多いですよね。でも芯の太さは0.5mmのみならず、細いものから太いものまで、種類豊富にあります。特に芯の太さが2mm以上になると、シャープペンではなく芯ホルダーと呼ばれるようになります。
世の中には多くの芯ホルダーがあり、太芯を好んで使う人はたくさんいます。かく言う私も芯ホルダーが大好きです。
今回は芯ホルダー好きに愛される!?ステッドラーの「マルス テクニコ」780cをレビューします。
STAEDTLER「Mars technico 780c」人気の秘密は?
スマートな見た目がgood!な芯ホルダー
ドイツの文房具メーカー「ステッドラー」の芯ホルダー、「マルス テクニコ」品番780cです。
無駄のないスマートさと言いましょうか。色はブルーとシルバーの2色使いで、落ち着きのあるデザインです。気分がスカッと晴れるような鮮やかブルーが印象的です。
滑らかな感触で光沢がある青軸は、メタリックなシルバーと調和がとれており、なかなかおしゃれです。
使用素材は2種類で、ブルーの部分はプラスチック、クリップやグリップなどシルバーの部分は金属です。ステッドラーによれば、耐久性のあるプラスチック軸とのことで、見るからに硬そうで傷がつきにくそうです。
マルス テクニコ780cの軸色は、ブルーの他にブラックもあります。
青軸です:
黒軸です:
780Cと788Cの違いは?
ステッドラーの芯ホルダーには2種類、780Cと788Cがあります。違いはグリップ部分の素材にあります。
上の写真のように、780Cは金属グリップですが、788Cはプラスチックのグリップになります。金属グリップが苦手な方には、788Cがおすすめです。
また素材の違いから、プラスチック製の788Cの方が価格が安くなります。
プラスチックのグリップです:
青地に映えるシルバーロゴ
軸にはSTAEDTLERの文字とシンボルマーク「マルスヘッド」が描かれています。青地に光る銀色がいいですね。
軸の後部では芯の硬度を表示できます。金属の輪に、硬度が控えめに刻まれています。
クリップに直結するこの部分を回転させて、三角の印 ▶︎に合わせます。少々硬いのですが、力を入れれば輪が回ります。
唯一、この芯ホルダーで残念なのは軸の裏側です。このようにバーコードが入ってしまっています。
せっかくの素敵なデザインが台無しというか…ないほうがよかったですね。
おすすめ芯ホルダーについてまとめています:
握りやすい! ぷっくりと膨らんだグリップ
ステッドラー芯ホルダーの特徴は形の良さ。細いのに意外と握りやすいのは、軸の太さが均一ではないからです。
よく見ると、グリップあたりがふっくらと膨らんでいます。
この形が指にちょうどよく収まり、握りやすいです。
指が滑らないように、グリップにはローレット加工が施してあります。
ローレット加工のグリップは短めです。私の場合はペンの少し上の方を持つ癖があり、グリップと青いプラスチック軸の境目を握る感じになります。ほんのちょっと段差があるものの、気になるほどではないです。
バランス良し!のステッドラー
芯ホルダーの重さは13gと軽めで、重心はペン先の方にあります。ペン先側に適度な重さがあるおかげで、無理に力を入れなくてもスムーズに書き進めていけます。書き心地の良い芯ホルダーです。
しっかりと芯をホールドするペン先
ステッドラーの芯ホルダーはドロップ式を取っています。軸の先はクラッチ部と呼ばれ、3つの爪でしっかりと芯を挟みます。
筆圧が強くても芯が戻ってしまうようなことはありません。
芯ホルダーをノックすると、爪が開きます。このようにして、手動で使いたい分だけ芯を引き出します。
新しい芯を補充するときも、ここから出し入れします。
ノック式に比べて、ドロップ式は面倒臭いと感じる方もいます。ステッドラーにはノック式の2mm芯ホルダーもあります。ただしこちらは重さ21.5gと重めです。
緊急時には助かる芯削り
ステッドラーの芯ホルダーには芯研器が付属しています。芯ホルダーを後ろから見ると、キャップに穴が空いています。この穴で芯を削ります。
芯ホルダーの後部に付いている芯研器は私は使っていません。芯の粉の後始末が大変だからです。2mm芯用の芯研器を別に買った方が便利だと思います。
先述しましたが、ステッドラーの芯ホルダーは今回紹介した品番780cのほかに、全軸がプラスチック製の品番788cもあります。ショップなどでは気をつけてお好みの方を選んでくださいね。
780c青軸です:
780c黒軸です:
788cプラスチック・グリップです:
シャープペンとは似て異なる芯ホルダーの書き味
本来は製図用筆記具として使われる芯ホルダー。ステッドラーもそうですがどことなく専門的な雰囲気が漂っています。ここで「近寄りがたい…」と思ってしまうのはもったいないことです。芯ホルダーは誰がどんな目的で使ってもいいんです。芯が太いおかげで、シャープペンの細芯よりも書きやすいと感じる人もいます。
普段使っているシャープペンを、芯ホルダーに換えてみてはいかがでしょうか。いつもとは違う書き味に、心地良い刺激やワクワク感が得られるかもしれません。