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3つの違いは?【グラフギア1000/グラフギア500/グラフ1000フォープロ】ぺんてる製図用シャーペン

2024-01-13

こんにちは、クリポンです。

普段使いのシャープペンとして製図用という選択肢もあります。機能重視で、何よりも書きやすさに重点を置いています。軸の太さや重さなどはモデルによって違いがあるものの、一度自分にぴったりなものが見つかれば、リピートするほど手放せなくなるかもしれません。

ぺんてるで人気の製図用シャープペン「グラフギア1000」「グラフギア500」「グラフ1000フォープロ」この3モデルの特徴や違いについてレビューします。


Pentel 人気の製図用シャープペン「グラフシリーズ」

人気のグラフギア1000/500・グラフ1000

上からグラフギア1000、グラフギア500、グラフ1000(フォープロ)です。

グラフギア1000、グラフギア500、グラフ1000フォープロ

いずれもぺんてるが販売する、製図用に特化されたシャープペンです。

グラフ1000(上の写真の黒軸)の歴史は長く、発売は1986年。その後グラフ1000に続く、シリーズ化されたモデルが登場しました。

中でも知られているのが、グラフギアシリーズ(特に1000と500)です。書きやすい上にデザインの良さも相まって、グラフ1000と共に人気があります。

3つのシャープペンのロゴ

グラフシリーズは他にもグラフレットや、海外向け製品であるグラフ600、グラフギア800や300など多数あります。

これらが気になる方もいらっしゃるでしょう。日本では商品の名前を変えて販売していることもあり、例えばグラフギア800はぺんてるp365、グラフギア300はPG-METAL350と同じものです。

3つの違いは重さにあり!?

グラフギア1000・グラフギア500・グラフ1000フォープロは、製図用という共通点を持ちながら、同時にそれぞれ個性もあります。

この3つに見るべき点は色々とあるものの、大きな違いの一つに重さがあります。

軸の重さは意外と大切です。好みに合わず重すぎる、又は軽すぎると、それだけで使うのが嫌になってしまうこともあります。

重量やその他の点について、各モデルの特徴を見ていきましょう。

グラフギア1000

グラフギア1000

軸の素材 : 金属
グリップ : デュアルグリップ
    (金属ローレットとゴム)
芯径 : 0.3 / 0.4 / 0.5 / 0.7 / 0.9mm
グリップの太さ : 10mm
重量 : 20g
長さ : 15cm
価格 : 約750円〜

今回挙げた3つの中では、特にデザインや機能にこだわったモデルです。軸全体が金属製で、グリップには一部ゴムが使われています。

金属軸ということで少し重めの20g。すごく重いというわけではないものの、普段軽めのシャープペンを使っている場合は、慣れないうちは疲れを感じるかもしれません。

重心については真ん中あたりで、低重心ではありません。すぐ後に述べるペン先の収納機能のせいもあって、後部のノックする側にもそこそこの重さがあります。でも偏りがあるわけではなく、握った時のバランスは良いです。

グラアフギア1000だけのワンタッチ収納

グラアフギア1000の特徴は、ガイドパイプを収納できることです。クリップの端を押すことでワンタッチ収納できます。

クリップ5
ペン先部分1
ペン先を格納した様子2

細いガイドパイプは曲がりやすいので、収納できると持ち運びに便利です。

ただ引っ込める時にバチンと大きめの音がするので、場所によってはうるさく感じられるかもしれません。

ペン先格納したグラフギア1000

ところでクリップが開いた状態でペン先が引っ込むものに、他にもペリカンのスナップラミーのスイフトなどがあります。

このタイプだと、胸ポケットに挟む時には必ずペン先が引っ込むので、服の生地を芯で汚さず済むメリットがあります。

限定カラーです。

グラフギア500

グラフギア500

軸の素材 : 金属、樹脂
グリップ : 金属(ローレット加工)
グリップの太さ : 9mm
芯径 : 0.3 / 0.4 / 0.5 / 0.7 / 0.9mm
重量 : 15g
長さ : 14.8cm
価格 : 約350円〜

グラフギア1000とは異なり軸は樹脂製、つまりプラスチックで、グリップやクリップ、ペン先など部分的に金属が使われています。軸色はグレーで控えめな見た目です。

15gと中程度の重さで、低重心です。握る手に負担が少なく、多くの人に受け入れられやすいでしょう。

価格はグラフギア1000の半分以下と気軽に買えるモデルです。

グラフ1000フォープロ

グラフ1000フォープロ

軸の素材 : 金属、樹脂
グリップ : デュアルグリップ(金属とゴム)
グリップの太さ : 9mm
芯径 : 0.3 / 0.4 / 0.5 / 0.7 / 0.9mm
重量 : 11g
長さ : 14.8cm
価格 : 約700円〜

グラフギア500同様に樹脂軸で、グリップ(一部ゴム使用)やクリップ、ペン先などは金属です。

重さは最も軽い11gです。低重心仕様ですがもともとが軽量なので、低重心のメリットはそれほど感じられないかもしれません。

ブラックでかっこいい反面、細軸で軽量なところが好みの分かれ目となりそうです。

「グラフ1000 CS」カラーバージョンです。

こちらは限定版です。

製図用だから使いやすい! グラフシリーズ

製図用とは?

「製図用」は一般のシャープペンと何が違うのでしょう。その特徴は次の通りです。

  1. 芯の先まで見やすい形状
  2. 滑りにくいグリップ
  3. 芯径の種類が豊富
  4. 硬度表示窓があるものが多い

シャープペンの重さや重心の位置、素材、ペン先格納の可能/不可能などについて決まりはなく、メーカーによります。

好きなデザインのものを見つけるためにも、いろいろと探してみると良いでしょう。ただ重心については、国内メーカーは低重心のものが多いですね。

1. 芯の先まで見やすい形状

製図用の最たる特徴はペン先にあります。細く長めに作られており、さらにはガイドパイプ(芯が繰り出される管)を備えています。

ガイドパイプの長さは4mmほどあるものが多いです。

ガイドパイプ

上からグラフ1000、グラフギア500、グラフギア1000。いずれも段階的に細くしてあり、十分な長さが取られていいます。

例えばこちらは一般的なシャープペンです。随分と形状が異なり、長いガイドパイプはありません。

ガイドパイプのないシャーペンのペン先

製図仕様の利点は、芯の先まで目で捉えやすいことにあります。そのため緻密で正確さが要求される筆記に適しています。定規やテンプレートを使う時にも、製図用の方がより使いやすいです。

2. 握りやすい! グリップ

ぺんてるといえばデュアルグリップですね。金属グリップに所々ゴム素材が散りばめられています。

金属とゴムの組み合わせで、滑りにくくなる上に、握った時の感触が柔らかく筆記が楽になります。金属の硬さが苦手な方におすすめです。

グラフギア1000

グラフギア1000では、黄色い楕円形の部分がゴム素材となっています。ドット柄にしてあるのが可愛らしいです。

グラフギア1000のペン先
一部ゴム素材のグリップ2

ベースは金属グリップなので感触は硬めですが、ゴムが緩衝材となって硬さが少し緩和されます。

とは言えゴムの量がそれほど多くはないので、例えば下のグラフギア500よりもほんの少し弾力性を感じる程度です。

グラフギア500

グラフギア500は金属のみのグリップです。

ペン先部分2
ローレットのグリップ

ローレット加工で表面はギザギザとして見えるものの、滑らかな触り心地です。逆に滑らかすぎて指が滑りそうになる時もあります。その点ではゴム部分のあるグラフギア1000の方が安定しています。

グラフギア500と1000

グラフギア1000と500を比べると、500のほうがグリップ部が短く、気持ち細めです。

グラフ1000フォープロ

グラフ1000もデュアルグリップです。金属グリップ上のゴムの量が多めで、グラフギア1000に増して弾力性があります。

フォープロのペン先部分
フォープロのグリップ

同じデュアルグリップでも、グラフギア1000のような硬さやローレットのザラザラ感はなく、肌触りが優しいです。握っていて楽ちん!そんな理由から、グラフ1000を好む方も少なくないでしょう。

3. 芯径の種類

ぺんてるの製図用シャーペンは、5種類の芯の太さから選べます。

  • 0.3mm(茶色)
  • 0.4mm(緑)
  • 0.5mm(黒)
  • 0.7mm(青)
  • 0.9mm(黄)

太さごとに色分けされています。軸には部分的にこの色が使われ、芯の太さがひと目で分かります。

なぜそんな必要があるのでしょう。それは製図用の場合、数種類の芯径のものを使い分ける必要もあるからです。

後部キャップの後ろにも芯径が表示されています。

天冠部分に芯の太さ表示

0.9mmと0.3mmではこんなに太さが違います。

芯の太さの違い

いろいろな芯の太さのものを使ってみるのも面白いですよ。

4. 硬度の表示窓

3モデルとも芯の硬度表示窓が付いています。

硬度表示窓

硬度が異なるシャープペンを何本も使い分けたい時は、表示窓があると便利です。しかし製図用なら必ずあるという機能ではなく、無いものもあります。

グラフギア1000

グラフギア500

グラフ1000

こちらの記事もどうぞ :

海外でも人気のグラフシリーズ

今回ご紹介した3つのシャープペンは海外でも展開されていて比較的簡単に手に入ります。とはいえ日本で買うより高いです。フランスやドイツのアマゾンのシャープペンランキングを見ると、グラフギア1000は必ず入っていて人気のほどがうかがえます。ただグラフシリーズはあると言っても、限定のものは販売していないのが残念なのですが。ちなみにフランスでシャープペン部門の上位を占めるのはビック、ドイツではファーバーカステルとこの辺りはお国柄ですね。

シャープペン

Posted by cripon