ペリカン「イネオ」クリップなし!新デザインのボールペン
こんにちは、クリポンです。
普段の生活のなかで、忙しい時というのが繰り返しやってきます。その後時間に余裕ができて、久しぶりにあれこれと文房具の検索してみると、新商品が出ていたりします。いいなぁこれ〜!と思いつつ見るのが好きで、ホッと一息つける楽しい時です。
今回はそのようにして即買いしたペリカンの新商品「イネオ」ボールペンをご紹介します。
Pelikan INEO ドイツらしさが光る!シンプルかつおしゃれなデザイン
ペリカンのカジュアルペン
ペリカンの「イネオ ineo」ツイスト式ボールペンです。
ここ1〜2年くらいでしょうか、ペリカンから大人向けのおしゃれなボールペンが登場しています。いや、元々ペリカンにおしゃれなボールペンはたくさんあります。でも最近登場しているペンはちょっと違うのです。
ペリカンには多くの高級筆記具がありますが、それとはデザイン的にも大きく路線を変えて、カジュアルで手に取りやすい中〜低価格のものが続々と出てきています。以前私の記事でも紹介したジャズやスナップ、他にもプラ(pura)があります。
そして2023年に発売されたのがイネオです。
従来のペリカンらしいイメージからは、イネオのデザインはちょっと違う!?と感じられるかもしれません。こんなペンもあるんだ!と驚かせることでしょう。
イネオの色や質感、形にはユニークなアイデアが散りばめられています。それが認められてイネオは2023年のレッド・ドット・デザイン賞(Red Dotred Design Award)を受賞しています。
レッドドットとは、世界3大デザイン賞の一つであり、他にiFデザイン賞とIDEA賞があります。
ミニマリズムを実現したイネオとは?
イネオはミニマリズムをデザインコンセプトとして作られています。ミニマリズムとは余計な装飾をやめて、機能性を考慮しつつ、必要なものだけを取り入れていく表現方法です。
近年ではミニマリスト(ミニマリズムを実行する人)という言葉も流行っているように、シンプルであることを重視しする考え方が広まっています。
筆記具においてミニマリズムを表現したのがイネオなのです。
1色使いのメタリック軸
イネオは色や使用素材についても至ってシンプル。1色使いで柔らかな色合いです。
軸は金属製で輝きのあるメタリックな質感が特徴です。色そのものはパステル調なのですが、メタルのキラキラ感が加わって多少派手さも感じられます。
金属軸ということで23gありますが、握った時の重さがそれほど気にならず扱いやすいと思います。
イネオには次の4色があります。
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私が選んだのはオアシスグリーン。実際はメタリックな黄緑色、あるいはライムグリーンといったところです。
買うにあたって紙箱入りと缶ケース入りが選べたので、缶の方にしてみました。
ペンとお揃いの色でかわいい缶ケースです。
ところでメーカーによって缶ケースがついてくることがありますよね。こういうメタルケースが好きなので、ちょっと嬉しいです。筆箱として使うことはないのですが、さて、何を入れようかな…。
こちらは紙箱入りです。
究極のシンプルさは「クリップなし」
イネオでミニマリズムが最も表れている点は、クリップを付けなかったことでしょう。今時クリップなしとは珍しいです。
クリップのある/なしについて、どちらが良いか意見の分かれるところです。現在の筆記具はクリップ付きがほとんど。中にはデザイン的な存在感を示し、このクリップがあってこそ!というモデルもあります。
まあでも実際のところはクリップは使わない、なくてもいいという人は、意外と多いのかもしれません。使わないのなら取ってしまおう、というのも一つの選択ですね。
ツイスト式ですっきりフォルムに
クリップがない上に、ツイスト式ということで、その形は随分とすっきりしています。ノック式であったならば、ここまでシンプルな形にはならないでしょう。
つるんと長い1本の棒のようにも見えます。
芯の出し入れは、切れ目のある部分を境にツイストさせます。
滑らかグリップ
軸はペン先に向かって細くなっていき、握りやすくなっています。
特にグリップに工夫があるわけではなく、握り心地は普通です。握りやすさを考えて特別なグリップにしようとすると、どうしても見た目がゴテゴテとしてしまう。この辺りが難しく、デザイン重視か機能重視とするか悩ましいところでしょう。
軸の表面がツルツルで、滑りやすいのが難点とも言えます。メモを取ったり日記を書いたりする分には問題ないのですが、勉強などの長時間使用は手が疲れやすいかもしれません。
机上で転がらない工夫
イネオは完全な円形軸ではありません。円形軸だと机の上で転がってしまいがち。その点、イネオは部分的に形が変えてあり転がらないのです。
軸の後部に山のようなとんがりがあります。この形はツイストする時にも役立ちます。このとんがり部分に指を引っ掛けると回しやすいのです。
この部分、実はしずくの形をしています。
しずくの形を上下逆さまにした位置で、ペリカンのマークが小さく入っています。
もう1箇所にもペリカンのロゴが。どちらも控えめです。
好きなリフィルが使えるイネオ
芯を収納する方向に、さらにグイッと力を入れて回すと分解できます。
ペリカン芯はパーカータイプと言われるもので、同規格の国産の替え芯も使えます。個人的にはペリカン芯の書き心地が好きでそのまま使っています。好みもあると思いますがペリカンはなかなか書きやすいです。
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デザイン性、それとも実用性を取るか
イネオはシンプルであるとともに他には見られないユニークなペンです。シンプルさを追求すると個性を出すのが難しくなってくると思うのですが、そこはやはりペリカンです。
デザインは満点ですが、使いやすさについては意見が分かれるように思います。クリップなしで、グリップに関しても好きではないという人もいるだろうし、そもそも書きやすいペンということで探すのなら、安いもので多く存在します。デザインと実用性、完璧に両立させるのはなかなか難しいですね。