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【ラミー2000】ブラックウッド木軸ボールペンに一目惚れ!

2022-06-07

こんにちは、クリポンです。
筆記具の軸に使われる素材は、プラスチックや金属がほとんどです。多くはないですが木材の軸もあります。木軸はいいですよね。見て触って得られる独特のぬくもりに、心癒されるものです。

私も木軸が大好きです。集めてはいないものの、気に入ったものがあれば手に入れることもあります。常にあれこれと気になっているものがあるのですが、その一つがラミーがでした。質・デザインともに満足のいくペンです。

今回はそんなラミー2000の木軸ボールペン「ブラックウッド」をレビューします。


LAMY2000ボールペン「ブラックウッド」木の温もりに思わずうっとり

ラミー2000の木軸「ブラックウッド」

ラミーのボールペン「ブラックウッド」です。

ラミー2000のブラックウッドボールペン

ラミーの代表的なモデルの一つ「ラミー2000」の木軸バージョンです。

ラミー2000には5種の筆記具、つまり万年筆、単色ボールペン、多色ボールペン、ローラーボール、シャープペンがあります。そのうち木軸があるのは、単色ボールペンのみです。

単色ボールペンは木軸の他にも、樹脂製、金属製のものがあります。

樹脂製の単色ボールペンです :

ブラックウッドとは?

軸は黒茶色と言いましょうか、かなり暗めの茶色。まさにブラックウッドと名前通りです。

綺麗な木目

使われている木はアフリカン ブラックウッドで、グラナディラとも言います。主にアフリカ地域に生育する樹木で、高級木材とされます。写真のようにきめ細やかで木目が美しく、全ての細胞がぎゅっと凝縮されたように硬く詰まっており、質の良い木であることが分かります。

クラリネットやオーボエなどの木管楽器に使われることでも知られています。昔に某木管楽器をやっていたことがあり、個人的にはこのペンを持つだけでノスタルジックな気持ちになります。

LAMYのロゴ

アフリカン ブラックウッドはしばしば筆記具素材としても使われます。ラミーだけでなく、他のメーカーでもペン軸に使われているのを見ます。

残念ながら、近年はアフリカン ブラックウッドの伐採が進んだことで、資源が枯渇し始めているそうです。楽器の値段が上がるなどの影響がでているようで、筆記具素材としても貴重となっていくかもしれません。

見た目も使い心地もよし!そのワケは?

重量感がたまらない!

ラミーらしいシンプルさと美しさを兼ね備えたこのペンを自分用に、あるいはプレゼントにと考えている方もいらっしゃるでしょう。選ぶにあたり一つだけ注意しておきたいのは、ペンの重さです。34gと結構な重さがあります。

34gと聞いても、ピンとこないかもしれませんね。鉛筆の重さが5〜6g、ユニボールのシグノが12gと聞けば、かなり重量のあるペンであることが分かると思います。手に取ると、ズンと沈み込むような感覚を覚えます。

重めのペン好きのな方、そしてラミー2000の樹脂軸は軽すぎると感じる方には、心地よい重量感がたまらないでしょう。

ブラックウッドのペン先

重さはあるものの、握り心地はとても良いです。楕円のような形の軸は、程よく丸みを帯びていて、握る指によく馴染みます。

触れた感触の気持ちよさは、木軸ならではです。

木と金属のコントラスト

ブラックウッドはラミー2000に属するモデルです。無駄のない、すっきりとしたデザインが、木の質の良さを引き立てています。

木軸の両端に位置するクリップとノックをする部分、そして口金は金属です。木と金属の、色と質感のコントラストが素敵です。

尻軸から見た様子

軸の両端を金属で挟むことによって、木が傷むのを防ぐ役割もありそうです。

ラミー2000といえばこのクリップ!

ラミー2000の特徴の一つ、カクカクっと折り曲げたような、角ばった形のクリップです。

クリップの写真2

硬く角が突き出たようなクリップですが、挟む部分は丸く削られています。服の布地を傷めることはありません。

クリップの写真1
クリップの写真3

替芯の利用で一生モノに

ブラックウッドは他のラミー製品同様に、替芯が利用できます。大事に一生かけて使い込みたいからこそ、替芯はなくてはならないものですよね。

純正芯は品番M16(LM16)です。購入時は黒色芯が入っていますが、M16はほかにも青色、赤色、緑色があります。

交換するには、ペン先を回して外します。

ボールペン芯を取り出した様子

私のペンは最初はネジが固く締まっていたようで、指は滑るし、なかなか外れなくて困りました。口金(銀色の部分)に輪ゴムを巻きつけてからもう一度試したら、ようやく回りました。口金のネジが固くて動かない場合は試してみてくださいね。

ラミー2000樹脂軸との比較

ラミー2000のシャープペンと比べてみました。シャープペンの軸は樹脂製です。ボールペンにも樹脂製バージョンがありますが、質感はシャープペンと同じになります。

上がシャープペン、下がブラックウッドのボールペンです。

ラミー2000のシャープペンと一緒に並べた様子

樹脂製のシャープペンやボールペンは、軸と金属部分にヘアライン加工が施されています。ブラックウッドはヘアライン加工無しです。

ブラックウッドとシャープペンの後部を比較

樹脂に施されたヘアラインが、一見、木目のように見えて素敵なんですよ。でも本物の木には勝てませんね。

下の2つは樹脂の軸のアップ写真です。

グリップ部の写真
樹脂製ラミー2000の木目調の軸

シャープペンはペン先の金属にもヘアラインが入っています。

シャープペンとのペン先比較

シャープペンの記事はこちらに書いています。

ラミー2000の4色ボールペンです。

こうやって見ているとやっぱり木軸はいい。ブラックウッドのシャープペンも欲しくなります。でも販売していないので仕方がないですね。

樹脂製の単色ボールペンです :

こちらの記事もどうぞ :

ラミーでは貴重な!?3つの木軸ペン

ラミーには木軸の筆記具は3つしかありません。意外に少ないです。一つはラミーabcという子供用モデル。それとラミー2000の単色ボールペンで、ブラックウッドの他に、タクサスと呼ばれるイチイ材を用いたものがあります。ブラックウッドとタクサスは高級木材なのでそれなりの値段になりますが、デザイン・質ともに納得のいくペンだと思います。

どちらも重量34gほどあり、その重さに快感を覚える人も少なくないでしょう。一方、樹脂製のラミー2000単色ボールペンは16gと軽めで、重いペンに慣れている方にとっては少々頼りなく感じる場合も。その辺は好みですけれどね。個人的には重さも含めブラックウッドが好きなので、同じ軸で4色ボールペンとか万年筆、シャープペンもあるといいなと思うのですが…残念ながらそれはなさそうです。

ボールペン

Posted by cripon