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ファーバーカステル【ココスウッド】南国香る!木軸万年筆

2020-03-18

こんにちは、クリポンです。
最近の筆記具はすごいですね。素敵なものが多くて、見ていて目移りしてしまいます。特にそれが木製の軸だと「わぁ〜木だ!素敵!」と一瞬、心を持っていかれます。ちょっとおおげさですが…木軸が好きなんですよね。

木はやっぱりいいです。見て触って、それだけで心が和みます。木軸はプラスチックや金属にはない、暖かさを感じるんです。
そんなわけで今回は木軸の万年筆、ファーバーカステル Faber-Castell のアンビション「ココスウッド」をお届けします。

ココナッツの木からできた万年筆「アンビション・ココスウッド」

万年筆に見えない万年筆「アンビション」

「アンビション ambition」は、ファーバーカステルの中でも私が好きなコレクションです。なんといっても独特なフォルムが魅力的。一般的な万年筆らしさから、アンビションは逸脱していると言えるでしょう。一見、万年筆らしく見えないところが面白いんですよ。

今回ご紹介する「ココスウッド」も、アンビションシリーズの一つです。

ファーバーカステルのアンビションココスウッド万年筆

アンビションは形が全て同じで、軸の素材や柄に、バリエーションがあります。「ペアウッド(梨の木)」「レジン」などのように、軸の個性によりそれぞれ名前がつけられています。

これがココナッツ!?不思議な木軸にびっくり

ココスウッドとは、ココナッツの木のことです。ココナッツと言えば、まず頭に浮かぶのが、ココナッツミルクやココナッツオイルでしょう。この万年筆の軸は、そのココナッツの木から作られています。

以前、木軸万年筆のアンビション「ペアウッド(梨の木)」についてご紹介しました。赤みがかった木の色が特徴のペアウッド万年筆は、軸に模様はなく、とてもシンプルです。

しかしココスウッドは打って変わってこのとおり、軸には不思議な模様があり、独特な雰囲気をかもし出しています。

キャップを外した様子

ココナッツの木は、密度によって木目に色の変化が現れるのだそうです。ココスウッド万年筆の軸を見ても分かるように、黒褐色からうすい茶褐色まで、色の変化が見て取れます。

これが自然にできたとは驚きですが、なんとも面白い模様を作りあげていますね。自然の木から作られているので、万年筆一本一本、模様が違うんですよ。

ココスウッドの不思議な模様

ココスウッドのペン軸は、ピカピカに全体が磨き上げられているというわけではなく、木の肌が荒くみえる部分もあります。しっかり磨かれて滑らかになった木もいいけれど、このようなナチュラルな木軸は、より素朴さが感じられます。触り心地もなかなか良く、見ていて飽きない軸です。

光る銀色が特徴のキャップと尻軸は真鍮クロムでコーティングされており、アンビション共通です。さすがファーバーカステル、アンビションシリーズのどの軸にも合い、かっこよく決まるところがすごいです。

万年筆を分解したところ

一つ難点をあげれば、ピカピカと光るメタルなので、何回も触っていると指紋が目立ち曇ってきます。でも柔らかい布などで磨けば、簡単に汚れが取れて光るようになります。

ココスウッドのペン先はFかEF

ココスウッドのペン先は鉄ペンで、F(細字)とEF(極細字)が用意されています。日本で展開されるアンビション万年筆のペン先は、ほとんどがF(細字)とEF(極細)のようです。

一般に海外メーカーのペン先は、日本のメーカーに比べると太めの傾向があります。しかしファーバーカステルのペン先は、比較的細めで、Fでも漢字を書くのに適した太さだと思います。

万年筆のペン先

ヨーロッパでは、ココスウッドはM(中字)やB(太字)のペン先も販売されています。海外で太めのペン先が人気なのは、アルファベットの場合、太めの方が書きやすいからでしょう。

他のアンビションについても書いています。

ココスウッドは個性的すぎるかも?

ココスウッド万年筆の軸の模様はとても個性的です。奇抜な感じでもあるので、好みが分かれるかもしれません。初めてココスウッド万年筆を見たとき、この柄は人工的に作られたものでは?と思ったほど、ちょっと風変わりな模様です。まさに大自然のアート。自然の力とはすごいものですね。

万年筆

Posted by cripon