「ラミー サファリ ボールペン」スケルトン軸の魅力とは?
こんにちは、クリポンです。
ポップなデザインで、使い勝手の良さからも人気のラミーサファリ。サファリは軸色のバリエーションが豊富で、選ぶのに悩んでしまうほどです。
さて、夏もいよいよ本番となり、暑い季節には涼しげなものを身近に置きたくなります。例えばスケルトンのペンです。透明な軸はまるでガラスのようで、冷んやりと見た目の清涼感あり。夏にぴったりなペンです。
今回は選ぶのに迷う!?ラミーサファリのボールペンから、特にスケルトン軸についてレビューします。
LAMY Safari「Vista」見た目と使いやすさ両方に満足なボールペン
「ビスタ」の名を持つ特別なボールペン
ラミーサファリのボールペンです。

実はサファリのスケルトンを持つのは、私はこれが初めてです。万年筆ならインクの色によって軸色が変わり楽しめます。でもアルミニウムのボールペン芯が見えたところでどうなんだろうか。果たしてかっこいいものなのか…と実物をよく知らないうちは思っていました。
でもラミーならばそういう心配はいりませんでした。やはり、かっこいいの一言に尽きます。

キラキラ光るボールペン芯が、遠目にはガラスの中に嵌め込まれたオブジェのよう。いや、ガラスではなくプラスチックなので、正直、高級感はないのですが。でも見た目の冷んやり感がいいです。
見た目だけでなく、握りやすく使いやすいのがサファリの特徴です。重さは14gと軽めで、子供から大人まで、多くの人に受け入れられやすいボールペンです。
正式な名称は「ビスタ」
今回ご紹介のペンは、人気モデル「サファリ」に属するボールペンです。サファリには、色とりどりな軸色が揃っており、毎年限定色も発表されます。
多数ある定番色の中には透明軸もあり、特別に「ビスタ vista」の名前が付いています。日本ではビスタと呼ぶよりも「スケルトン」の愛称で親しまれています。
サファリのスケルトンには、万年筆、ボールペン、ローラーボール(水性ペン)、シャープペンの4つがあります。
サファリをジェットストリームで楽しむ!
2025年には三菱のリフィル「ジェットストリーム」が搭載されたサファリのボールペンが登場しました。好みに合わせてラミーとジェットストリーム、2つのリフィルから選べます。
スケルトンも2つのバージョンが販売されています。
ジェットストリーム搭載バージョン:

ジェットストリーム搭載の他の軸色です :

従来のラミーリフィル搭載 :

ラミーリフィル他の軸色 :

サファリの目印!ノック部分とクリップ
このボールペンがすごいのは、一目で「サファリだ!」とモデルの認識ができるところでしょう。ノック部分とクリップが個性的です。
ひと目見たら忘れられない!ノック部分
サファリはノック式のボールペンです。ノック部分には、ふにゃふにゃとした柔らかい感触のキャップが被せてあります。

キャップと書きましたが、外れないキャップです。

芯の出し入れをする時、このジグザグ折のキャップが、アコーディオンのように伸縮します。
押すと見事にグシャッとつぶれる、この姿がなんとも可愛いです。

気になるかも…ノックの音
一つ注意点を挙げると、ノック音が大きめです。自宅や騒がしい場所では良いのですが、静かな所では結構気になります。状況によっては使いにくいかもしれません。
海外製ボールペンには、ノック音が大きいものが割と多いです。でもそれほど音が問題とされないのは、文化の違いですね。
大きなクリップ
この形はぜひ覚えておきたい!サファリではどの筆記具も、この大きなクリップで統一されています。

今日では他のメーカーでも似た形のクリップを見ますが、ラミーサファリ発売当時は、斬新なデザインであったことでしょう。

横から見る形も素敵です。

クリップの反対側にロゴが入っています。

ペン先にも見えるロゴ
グリップがあるあたりにも、ラミーのロゴが透けて見えます。リフィルに書かれたロゴが見えるのは、スケルトン軸の特権ですね。

透明軸の端の方に、ネジを回す線が見えます。

黒いパーツを回して外し、芯の交換をします。
替え芯は純正芯? 国産?
分解してみたのがこちら、ネジ式です。

ラミーの純正芯は品番M16、ジェットストリームの場合は品番M17になります。
今のところジェットストリームは黒色のみで、ラミー芯には青・緑・赤色もあります。いずれジェットストリーム芯も他の色が出るといいですね。

シャープペンと比較してみた
シャープペンと揃えて持つと楽しいボールペン。サファリのシャープペンと比較してみました。
私が持っているのは、イエロー軸のシャープペンです。

ほぼ同デザインですが、明らかに違うのはノック部分です。

ボールペンのジグザグ部分が好きで、シャープペンも同じ形だったらよかったのに…なんて勝手に思っています。でもそれは無理かも。シャープペンはキャップの中に消しゴムが付いていることもあり、硬いキャップの方が都合がよいのでしょう。

ペン先にそれほど違いはありません。イエロー軸の方は、持ちやすいようにグリップ部分が削られているのが分かります。
写真では見えにくいのですが、スケルトンのボールペンも、グリップ部分が同様に3面削られています。このグリップのおかげで、握った時の収まりがなかなか良いです。
スケルトンのシャープペンもあるので、揃えてみるのも面白そうです。
ジェットストリーム版 :

ジェットストリーム版、他の軸色 :

ラミーリフィル版 :

ラミー版他の軸色 :

サファリのシャープペンについてはこちらをどうぞ :
他の筆記具についても書いています :
おしゃれなリフィルが映える!スケルトン軸
単色ボールペンのスケルトンを探すと、まずラミーサファリの名前が挙がります。スケルトンのペンは万年筆や水性ペンに多いものの、単色ボールペンではそれほどの数はありません。万年筆のようにインクが色鮮やかであれば、スケルトンとしてデザイン的に映えます。しかしボールペンインクは色が暗めで、スケルトンにしたところでおしゃれ感に乏しくなります。ラミー以外にもスケルトンのボールペンは存在しますが、一番の理由はインクの残量を視覚化するためだったりします。その点、ラミーのスケルトンボールペンは成功していますね。リフィルのデザインがすっきりしていて透明軸で見せてもかっこいい。実際に手にしてみて、なぜラミーのスケルトンが人気であるのか納得した次第です。