納得のラミー「アルスター ボールペン」見た目と使い心地に満足!
こんにちは、クリポンです。
ラミーにはサファリとアルスターという、形そっくりなモデルがあります。この2つを区別する大きな点は、使用素材に違いがあることです。
似ているけれどやっぱり違うのがこの2つ。キュートさ溢れるサファリに対し、アルスターは大人らしい穏やかさを感じさせます。どちらも捨て難く、その日の気分で使い分けたくなります。
今回はラミー「アルスター」のボールペンについてお届けします。
どれを選ぶ? サファリは捨て難いけれどアルスターも良き!
選ぶのに迷う!? 軸色いろいろなアルスター
アルスターのボールペン、ペトロール色です。

アルスターには迷ってしまうほどのたくさんの軸色が揃っています。毎年新色が発表され、限定品とはいえしばらくは市場に残ることもあり、定番色も合わせると常に選択肢が多いのが嬉しい点です。
ちなみに上のペトロール軸は2023年の色です。アルスターのボールペンを購入するつもりはなかったのですが、ペトロール色をみて「これは素敵!」とビビッときて買ってしまいました。
ペトロールは2017年サファリの限定色でもありました。2023年は金属軸のアルスターとあって、同じペトロール色でも色合いが違って見えます。少し緑を感じさせる、暗くて深い青。とても綺麗な色です。
今回私が手に入れたのはボールペンです。他にも万年筆とローラーボールが同時発売となりました。
アルスターにはシャープペンもあるものの、ペトロール色は販売となりませんでした。シャープペンのラインナップが少なく広がらないのは海外あるあるです。
ちょっと贅沢な「アルスター ルクス」もあり
アルスターには期間限定の色のほか、常に販売されている定番色があります。また特別バージョン、贅沢感のあるアルスター ルクスもあります。
ペトロールとライラックです。
定番色と過去の限定色です。
ルクスです。
サファリとの違いで見るアルスター
アルスターはサファリの改良版?
アルスターとサファリは同じ形をしています。上のスケルトン軸がサファリ、下がアルスターです。

1980年に発売されたサファリがオリジナルとなります。プラスチック製の軸で軽量なのがポイント、子供でも使いやすいようにと作られたモデルです。
その後サファリがヒットし売れ行き好調となる中で、大人がよりおしゃれに持てるような、ワンランク上のサファリはできないかと考えられました。そこで1997年に登場したのがアルスターです。
つまりサファリの高級版?改良版?とも言えるのがアルスターなのです。
写真は万年筆バージョン、左がサファリ、右がアルスターです。

サファリのボールペンについてはこちらから :
アルスターの万年筆についてはこちらをどうぞ :
アルスターは軸にアルミニウムを採用
サファリとアルスターの大きな違いは、軸の素材にあります。アルスターは金属軸で、アルミニウムが使われています。
ただ金属軸と言っても全部ではありません。ボールペンについてはペン先とグリップ部分はプラスチック、ノック部はゴムです。


サファリの軸は100%プラスチック(クリップを除く)であるのに対し、アルスターは軸の6割ほどをアルミニウムにしています。
金属を使用することで高級感が加わり、これだけ大きく雰囲気が変わることに驚きます。ちなみに価格もアルスターの方が少し高いです。
比較のために、こちらはサファリのシャープペンです。

こうやって比べると確かにアルスターは可愛いと言うより、上品と言った方がぴったりきますね。
シャープペンについて詳しく書いています :
アルミニウム使用で重くなった?
アルミニウムのためでしょうか、アルスターはサファリに比べて少し重くなります。
サファリ : 14g アルスター : 18g |
4gの違いは握った時に明確に分かります。大人にとって18gのペンはそれほど重くは感じないでしょう。ただ軽量のペンを好む方にとっては、アルスターはサファリよりも疲れる感覚があるかもしれません。
子供の小さな手にはやはり14gのサファリの方が良さそうです。
透ける!太めのグリップ
アルスターの個性は、グリップにも見られます。黒色の半透明プラスチックで、中が透けて見えるのがなんとも粋です。

通常、サファリの場合はこのように透けては見えません。

スケルトン軸に限っては、中が見えるのですけれどね。

ところで、アルスターはサファリよりも、グリップ周りがほんの少し太いです。この点においても、アルスターは大人向けだなと感じます。
楽しくて何回もノックしちゃう!
サファリとアルスターの油性ボールペンで私が好きな部分は、ノックです(水性ボールペンはキャップ式です)。
ゴムでできていて、山あり谷ありとジグザグに曲がっています。

ノック部はサファリとアルスターで共通です。
押すとこんな感じで↓潰れます。

硬めの感触が癖になります。海外ボールペンらしい、カチッと豪快な音が鳴るのも気持ちが良いです。
大きめクリップ
サファリとアルスターでお馴染みのクリップ。大きいので使いやすいです。



アルスターにはルクスという名の高級バージョンがあり、ルクスのクリップは軸色と同じ色に統一されています。
サファリでもたまに限定色において、クリップの色が軸色と同色である時もあります。
芯の交換方法
アルスターはグリップのすぐ横にネジがあり、ここを外して芯の交換ができます。

ラミーの替え芯は値段高めであるのがちょっと痛いところです。それにボールペンは自分の好みの芯で書きたいという方も多いでしょう。
ラミーの替芯M16と互換性のあるジェットストリーム(M17)が出ています。
アルスター用のリフィルアダプターもあります。

ペトロールです。
定番色と過去の限定色です。
ルクスです。
こちらの記事もどうぞ :
サファリのペトロールと並べてみたかったけれど…
アルスターの新色を楽しみにしている方もいらしゃるでしょう。2023年のペトロール色は派手さはないものの、黒っぽくも見える綺麗な深い青緑色が気に入っています。ところで私は2017年のサファリ限定色ペトロールの万年筆を持っていたのですが、残念ながら出先でなくしました。いつも気をつけているとはいえ、まあこんなこともあります(と言いつつ今だに悔やんでいますが)。再びペトロールが出たと聞いた時にこれは欲しいと思いボールペンを早速入手。万年筆はどうしようか…。とにかく今度は絶対になくさないようにします。