ラミー「ステュディオ」上品さにおもわず惚れ惚れ!大人のボールペン
こんにちは、クリポンです。
筆記具の軸の模様の一つに、ヘアライン加工があります。とりわけラミーには、このヘアライン入りのモデルが複数あります。どれもラミーのデザインとよく調和していて、私も大好きな模様です。
ところで以前ステュディオの万年筆についての記事を書きましたが、いつかボールペンも揃えたいと考えていました。そして最近手に入れたのが、ヘアライン加工のステュディオ。予想通りのおしゃれ軸です。
今回はラミーステュディオのボールペンについてお届けします。
LAMY studio おしゃれなだけじゃない! 握る手にしっくりくるペン
流線形が美しいボールペン
ラミー・ステュディオのボールペンです。
2005年に登場したステュディオは、以来、ラミーの人気モデルの一つとなりました。フォーマルな場でもぴったりと決まりそうな、洗練されたデザインです。
ステュディオを見てまず目にとまるのが、そのなだらかな流線形ではないでしょうか。形はまるで飛行機、あるいは魚のようとも言え、空気や水の抵抗など、ものともせずにすーっと進んでいきそうです。
ボールペンの他にも、ステュディオには万年筆とローラーボールがあります。写真のオリーブ色のペンは万年筆です。
ペン先の種類が違うと、同じモデルとは言え別物のようにも見えるのですが…。
でもキャップを外して後部にはめると、ボールペンの形そっくりになります。
万年筆についてはこちらをどうぞ :
渋めな色が揃ったステュディオ軸
ステュディオには様々な軸色があります。現在市場に出ているのは以下の9色です。
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ここ最近は渋めの色が多いなあと思っていたら、限定色のローズが登場しました。またどんな色が出てくるのか楽しみです。
写真にある私のボールペンはマットステンレスです。
ステュディオとはこんなボールペン!
優雅に魅せる!ツイスト式
ステュディオのボールペンはツイスト式です。軸を左右にひねって芯の出し入れをします。
写真に見える縦線から右の部分を動かします。
ノック式に比べると少々面倒なツイスト式。しかしペン軸を扱うときの優雅さは、ステュディオの上品な雰囲気によく合っています。
やはり便利なノック式が良いという場合は、ステュディオと形がよく似たものにラミー2000があります。
さらに回して分解できる
ツイストをする手の力をちょっと強めて、さらに回せば、ペンの分解ができます。
方向ですが、クリップを上、ペン先を下にして持ち、クリップ側を時計と反対周りに回せば外れます。
時計の反対周りとは芯を収納する時の方向で、さらに同じ向きにグッと力を入れれば分解できます。
少し重めの30g
ステュディオのボールペンはステンレス製で、重量は30gあります。長さは14.1cmと標準的です。
私は握った時にそこまで重いとは思いませんでした。もう少し軽めに感じていたので、量りに30gと表示されて驚きました。
ペンの重心は真ん中あたりで、バランスは悪くありません。ボールペンにはある程度の重さが欲しいという方に、ステュディオはおすすめです。
ステュディオの書き心地は?
使ってみた感想ですが、握りやすい形状で書きやすいペンだと思います。
特別に作られたグリップ部分というのはありません。でもペン先から軸の中間部にかけて太くなっていく円錐形は、握る手によく馴染みます。
太さもあり、手の大きめな方でも比較的握りやすいでしょう。
ただステュディオは表面がツルツルとしていて、指が滑りやすいという方もいます。確かに筆圧が強い場合、つまりペン先に向けて大きな力をかけると、スルッと指が移動してしまいやすいです。中程度の筆圧ならばそういうこともないと思います。
プロペラ型のクリップ
唯一ステュディオだけが持つ、プロペラ型のクリップ。流線形の軸にはやはりプロペラが似合います。
角度によっては、ねじれがあるように見えるのが面白いです。実際にはねじれていないのですけれどね。
ヘアライン加工された「マットステンレス」
私が選んだ軸名はマットステンレスで、ヘアライン加工がされています。ヘアラインとはその言葉どおり、毛のように細い線による模様のことです。
光沢のあるステンレスの表面に、いく筋もの細かい線が密に付けられています。
ヘアライン加工をすると見た目が大きく変わります。ステンレスの光沢が消え、味のある独特なマットな質感へと変化します。そして光の具合で白っぽくあるいはグレーに見えたりする、色合いの変化も興味深いです。
ステュディオについて、この軸は日本ではマットステンレスの名前で販売されています。でも英語圏ではヘアラインと呼ばれており、軸色はbrushed(ヘアライン加工の意味)と表示されるので、海外で探す場合は気を付けてくださいね。
兄弟に見える!?ロゴステンレス
ヘアライン軸で有名なロゴを隣に置いてみました。
ロゴとステュディオはデザイナーが異なります。それぞれに違う軸色のものを並べた時は別物というか、この2つが似ていると思うことはないでしょう。
ところが共通のヘアライン加工のおかげでしょうか、似た雰囲気になりますね。
ロゴについてはこちらをどうぞ :
こちらの記事もどうぞ :
大人のエレガントさ漂うステュディオ
ラミーのボールペンにはカジュアルなものが多い中、ステュディオはエレガントさを求める方におすすめのペンです。少し重めであるのが注意点ですが、握りやすく書きやすいペンだと思います。
ステュディオのようにシックなものが欲しいけれど、重量は軽めの方が良いという場合は、形が似ているラミー2000のボールペン(樹脂製 : 16g)もあります(木軸のものは重いです)。素敵な色が揃っているステュディオ、万年筆と合わせて一度試してみてはいかがでしょうか。