人気の「ロットリング 600 」シャープペンが選ばれる秘密は?

2021-10-11

こんにちは、クリポンです。
製図用シャープペンを使ったことはありますか。「製図用」と聞くだけで、自分にはふさわしくないような気になるもの。私も昔はそうでした。

筆記の専門家が使うだけあって、製図用シャープペンには、書きやすいものがたくさんあります。だからこそ、使わないでいるのはもったいない!メモを取ったり勉強で書き込むなど、普段使いにもおすすめです。

今回は、ロットリングの人気製図用シャープペンシル「ロットリング 600」をレビューします。


「 rOtring 600」シャープペンが愛されるのはなぜ? 

シンプルさに惹かれる「ロットリング 600」

ロットリング・シャープペンの中でも人気が高い「ロットリング 600」です。

ロットリング600シャープペン全体

ドイツ発の「ロットリング rOtring」は筆記具を中心に販売するメーカーです。1928年に創業以来、機能性とデザイン性の両方を追求し続け、数々の人気商品を生み出してきました。

数あるロットリングのシャープペン、違いは何?

数字が大きいほど質が良くなる

ロットリングのシャープペンには、実に様々な製品が揃っています。今回ご紹介する「600」のように、商品名に数字がつけられた製品は他に「300」「500」「800」「800+(プラス)」があります。

また600と同じ価格帯のものに、デザインが少し異なる「ラピッドプロ 」があります。

これらの大きな違いは、シャープペンの素材にあります。300 < 500 < 600 < 800というように、数字が大きいほど質が良くなり、価格も上がっていきます。分かりやすいですね。

ちなみに「300」「500」はプラスチック軸、「600」「800」「800+」は金属軸です。

下の写真では600と800を並べてみました。左が800、右が600です。

600と800を並べた様子

「800」と「800+」の作りはほぼ一緒ですが、「800+」では尻軸がスタイラスになっています。タッチペンとしてスマホやダブレットで使用できます。

ロットリング 800についてはこちらをどうぞ:

ロットリングのシャープペン全般についてまとめています:

「ロットリング 600」に惹かれる理由はこれだった!

目を引く赤色リングとロゴ

ロットリングと言えば、赤いリングがポイント。シルバーに映える赤色が素敵です。

クリップとロゴ

ブランド名「ロットリング rOtring」は、元はドイツ語「roter ring」から来ているとのこと。roter(赤い) ring(輪)の意味を持ちます。

つまり赤リングは、ロットリングの名前そのものを表しているんですね。

グリップには滑り防止の加工

グリップも金属製です。指の滑り防止のために、表面にはギザギザとした細かい模様が入っています(ローレット加工)。

一見すると指が痛くなりそうですが、そんなことはありません。肌に優しくあたり、指に馴染むグリップです。

ローレット加工を施したグリップ

軸は角ばった形をしていますが、正6角形を取っています。

格納できないガイドパイプ

ロットリング 600において唯一、私が残念に思うのは、ガイドパイプの格納ができないことです。ガイドパイプとは、芯が繰り出されるペン先の細長いパイプのことです。

芯が出るペン先の様子

先が尖っているから危なく感じるうえに、筆箱やカバンの中に入れると壊れてしまいそう。落としたりぶつけたりした時に、ガイドパイプが曲がってしまうこともありますよね。
格納できるタイプの方が、何かと便利なんです。

芯の硬度を表示

600には、芯の硬度を表示する窓が付いています。窓の周りにはギザギザ模様が施されていますが、これもグリップ同様、ローレット加工(デコボコ模様の加工)です。

この部分を回転させ、表示したい硬度に変えます。

芯の硬度を表示する窓

グリップ部分と硬度表示窓、軸の両端にローレット加工をもってくるところがなんとも憎いです。バランスが取れたデザインですね。

ローレット加工された部分はキラキラと光るんですよ。

全体のバランスの良さがみて取れる

とってもシンプルなデザインの「ロットリング 600」。でもローレット加工をデザインとして扱うことで、目を引くアクセントとなり、おしゃれに仕上がっています。


豊富に揃った軸の色、全8色あり!

600の軸の色は、現在8色にまで増えました。個性的な色揃いです。

  • シルバー
  • ブラック
  • アイアンブルー
  • マダーレッド
  • カモフラージュグリーン
  • ゴールド
  • パールホワイト
  • ローズゴールド

私の持っているのはシルバーです。光沢を抑えた、控えめでマットな色です。

派手さはないけれど、その緻密な作りからは存在感が十分に感じられます。

シャープペンの重さは?

600は金属製である分、少し重めのシャープペン。重さは22gです。

20gあたりから軸の重さを感じるもので、22gあると重い部類に入ってきます。すごく重いわけではないですが、好みが分かれるところです。

赤いノートとシャープペン

選べる4つの芯の太さ

芯の太さは4種類あるのが嬉しいですね。0.35mm、0.5mm、0.7mm、2mmがあります。

私の持っているラピッドプロが0.7mm芯なので、600は0.5mm芯を選びました。
のちにロットリング 800も手に入れましたが、こちらは0.7mm芯を選んで使っています。

迷ってしまう「ロットリング 600」と「ラピッドプロ」その違いは?

600はラピッドプロとよく似たシャープペンで、ほぼ同じ価格帯にあります。その違いは何なのか、2つを比べてみましょう。

左のシルバーが「600」、右のブラックが「ラピッドプロ」です。

600とラピッドプロ0.7mm

1) 同じ6角形でも形が異なる

両方とも軸の形は6角形で、卓上で転がりにくい形をとっています。でも同じ形ではないんです。

ロットリング 600の軸は正真正銘の正6角形です。

一方、ラピッドプロは緩やかな6角形で、円に近い形です。6角形の辺の部分に丸みをもたせてあります。


2) ペン先の仕様

600は製図対応とされています。それに対しラピッドプロは、製図のみならず、普段使いとしても使いやすいように考慮されています。

600の場合、ペン先は細く作られ、ガイドパイプは長めに取ってあります。それにしっかりとペン先が固定されているため、書いていてぶれることがありません。精密かつ正確な筆記が求められる場合に、適したシャープペンが600です。

ラピッドプロの仕様も600に負けてはいませんが、その作りはもっと柔軟です。600ではできないペン先の格納が、ラピッドプロでは可能です。

またクッション機能があるのもラピッドプロの特徴。クッション機能とは、芯の先を紙などに押し付けると、まるでバネのように芯がガイドパイプの中に引っ込む機能です。こうして筆圧を逃すことで、芯が折れるのを防ぎます。

クッション機能は、筆記の目的によってはそぐわない場合もあるので、好みによって600またはラピッドプロを選ぶのがおすすめです。


3) 軸の長さ

ロットリング 600の方が軸の長さが短いです。他メーカーも含め、私が持っているシャープペンの中で一番短いのはロットリング 600です。

グリップ周りの長さも、ラピッドプロよりロットリング 600の方が短いです。600は小ぶりなシャープペンです。


4) シャープペンの重さ

軸の短さが関係しているのでしょうか。ロットリング 600は22g、ラピッドプロは24gです。やはりラピッドプロの方がずっしりと重さを感じます。


5) ガイドパイプの格納

ラピッドプロはガイドパイプを格納できますが、ロットリング 600はできません。


6) 芯の硬度を表示できる?

ロットリング 600には表示窓が付いていますが、ラピッドプロにはありません。


ラピッドプロについてはこちらで紹介しています。

0.7mm芯のラピッドプロ:

2mm芯のラピッドプロ:

ロットリング 800はこちら:

ロットリングのシャープペン全般についてはこちら:

600とラピッドプロ、どちらがいいの?

600とラピッドプロ、両方とも好きです。でもどちらか選べと言われたら、私はラピッドプロを選びます。ラピッドプロの方が、軸を握って書いてみた時に感覚的に合うからです。これはあくまで私の個人的な軸との相性であり、他の人はきっと違った意見を持つでしょう。

この2つのシャープペンは良く似ているけれど、使ってみると違いが分かってきます。どちらも良い製品です。あとはそれぞれ好みによって分かれると思います。どちらを選ぶか迷っている方は、やはり実際に握って書いてみるのが確実だと思いますよ。