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「ロットリング500」適度な重さがちょうど良い!本格製図用シャープペン 

2023-01-10

こんにちは、クリポンです。
筆記具を選ぶとき、皆さんは何を重視しますか。色やデザイン、価格、握り心地など、優先順位は人それぞれでしょう。そして意外と大事なのが重さです。

一般に軽量〜中量程度の筆記具は、子供から大人まで、多くの人に受け入れられやすいです。しかし重量になると好みが分かれはじめ、使いにくいと感じる方も少なくありません。

今回はロットリングに興味があるけれど重いのは苦手!そんな方に、適度な重さで使いやすい「ロットリング500」シャープペンをレビューします。


「rOtring 500」が人気の秘密は? 600との違いも解説!

黒だけじゃない! 4色から選べるロットリング500

ロットリング500シャープペンです。

ロットリング500シャープペン

ロットリングで一番多いのはブラック軸の筆記具です。黒軸のロットリングは、落ち着いた色に堅固な作りも相まって、威厳があり堂々とした雰囲気に満ちています。

でも近年は600と500においてカラーバリエーションが広がり、路線変更というか、おしゃれ度が増しつつあります。

私はロットリングはブラック軸が好みなんですが、興味から500のレッドを選んでみました。レッドと言っても渋めな色です。

現在ロットリング500はレッドの他に、ブラック、ブルー、グリーンの全4色が揃っています。

ブラック・ブルー・グリーン・レッドの0.5mmです :

ブラックのみ0.7mmもあります :

ロットリングのシャープペンの違いなど、全般についてまとめています :

ロットリング500を選ぶ理由とは?

ロットリングの豊富なラインナップの中で、500がおすすめな理由を挙げてみます。

*ここから先は数字シリーズ(商品名が数字で表されるモデル)を単に「500」「600」と省略して書きます。

中程度の重さがちょうどいい

500の大きな特徴は軸がプラスチックであることです。そのため重さは14gと、金属製の600や800などに比べてずっと軽くなります。

14gの軸は多くの方にとって、それほど手に負担を感じることはないでしょう。

ノートの上にのせたシャープペン

勉強や仕事で長時間筆記が必要となる場合、軽〜中量のシャープペンを好む方が多いです。もっと軽いものを望むのならば、ロットリング300(8g)もあります。

500はグリップなど一部金属が使われているのに対し、300は完全プラスチック製であるため、より軽量化されています。

お財布に優しい価格

一般にシャープペンの価格というのはピンキリで、幅広い選択肢があります。ロットリング500は、本格的な製図仕様でありながら、千円ちょっとと買いやすいのがポイント。気軽に手にできる価格です。

選べる!2つの芯径

2つの芯径が揃っているのも嬉しい点です。ただし軸色が限られ、ブルー、グリーン、レッドは0.5mmのみ。ブラックには0.5mm、0.7mmがあります。

以前は0.35mmもあったのですが、製造終了となったようです。

芯径についてはこちらの記事にまとめています :

500の特徴をまとめて紹介

ここからは500の特徴について見ていきます。

写真は500のレッド軸です。純粋な赤ではなく少し紫がかっています。明るいワイン色と言った方が良さそうです。

ロットリング500シャープペン2

筆記時にぐらつかない!

ガイドパイプは長さ4mmあります。芯の先まで目で捉えやすく、製図等に適したシャープペンです。

長いガイドパイプ

しかもガイドパイプを含め、グリップから先の部分は完全に固定されています。そのためペン先がぐらつくことなく、快適な筆記ができます。

ただペン先の格納ができないので、持ち運びには注意したほうがいいですね。

好き嫌い分かれそうなグリップ

500はグリップ部分が金属でできています。細かく模様が見えるのはローレット加工です。この加工のおかげで、指が滑ることはありません。

ロートレットのグリップ

滑らないのは良いのですが、作りが少し残念です。質が悪くて表面が荒く、肌に少し引っかかるような感触があります。まあ使っているうちに慣れるのですが、人によっては痛いと感じるかもしれません。

グリップのローレット加工はロットリング600、800、そしてラピッドプロにも施されています。ただしこの3つに関しては、表面はサラッとして滑らか。肌に刺激を与えるようなことはほとんどありません。

素材とする金属、そして加工の違いでしょうか。この辺りにも価格の違いが出ているようです。

芯の硬度を表示できる

芯の硬度表示が見やすく、簡単に操作できるのも魅力です。

芯の硬度表示窓

4H、2H、H、F、HB、B、2Bの7段階あります。芯の硬度別に、シャープペンの使い分けをしたい時などに便利です。

レッド軸では隠れ気味なロゴ

500などの数字シリーズでは、軸に赤色でロゴが書かれるのがお決まりです。レッド軸の場合はこのようになります。

赤色で書かれたロゴ

ロゴがぼんやりとしてしまっています。軸と同色のため埋もれたようになるのです。

個人的には気にならないのですが、せっかくのロゴが…と残念に思う方もいらっしゃるでしょう。その場合は他の軸色を選んだほうが良さそうです。

金属のクリップにもロゴがあります。

クリップ上のロゴ

彫り込みのロゴであるためこちらも目立たないです。

後部の様子

このように控えめな表示なので、一見してブランド名は分かりません。レッド軸に関しては、側から見て知る人ぞ知るブランドというところですね。

芯の補充方法は?

芯の補充は多くのシャープペンのように、後部から行います。

穴の空いた尻軸

穴が空いていますが、ここから消しゴムが出てくるわけではないんですよ。

消しゴムを使いたい時はキャップを外します。

キャップ下の消しゴム

芯の補充は消しゴムを取り外して行います。

消しゴムを取り外して芯を補充

ロットリング500と600の違いは?

基本的に500と600はデザインが同じです。その違いは何なのか見ていきましょう。

下の写真はシルバー軸が600、レッド軸が500です。

デザインが同じである600と500

長さや軸の太さが同じで、よく似ていることが分かります。

600について詳しくはこちらをどうぞ :

違いは素材と重さにあり

600は金属軸、500はプラスチック軸です。

材質による質感の違い

見た目の違いは大きく、金属製は豪華さがあります。一方、500で使用されているプラスチックの多少チープな感じは否めません。

600との比較

重さについては、600は金属とあって重めの22g。500は14gです。

これだけ違うと、握った時の感覚と書き心地が明らかに異なります。600の方が価格が上ですが、600の方が書きやすいとは一概には言えません。重さの好みにより、感じ方は人それぞれ違うからです。

質の違うローレットのグリップ

見た感じでは、長さも太さも同じグリップです。

500と600のグリップ

ただし前述したように、600のグリップは感触滑らかなのに対し、500は荒くてごわつきがあります。

グリップは最も長い時間触れる部分なだけに大事な部分です。もっと触り心地の良いものに改良されるといいですね。

こちらは800と比べたものです。

800との比較

見ただけでは違いが分かりませんね。同じ金属グリップと言えども、500のものは別物と言わざるを得ません。

見た目そっくりな部分も

ペン先部分はそっくりで、ガイドパイプの長さも同じです。

ガイドパイプの長さは同じ

500も600もペン先の格納ができないのは一緒です。

素材の違いはあれど、尻軸からの見た目も同じです。

尻軸の部分

ブラック・ブルー・グリーン・レッド(0.5mm):

ブラック軸0.7mm :

こちらの記事もどうぞ :

500には500の良さがある

ロットリングの500は600の廉価版のような位置付けにありますが、魅力的な部分ももちろんあります。600のデザインそのまま、低価格で手に入れられるのは嬉しい点です。そして重めの600に比べ軽量であることが、500を好む多くの人の理由となっているようです。ペン先がむき出しになっていることにさえ注意すれば、携帯するのも負担になりません。好みが分かれるとすればグリップだと思うのですが、問題なく使えている人も多く、結局私もそれほど使いづらいとは思っていません。ざらつく金属グリップが苦手という方は、購入前に試してみることをおすすめします。

シャープペン

Posted by cripon